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プロローグ

完全思い付きで始めました。

ただ、なろうのアニメが好きで小説家を志した事も無いので拙い文章かと思いますが見て頂けると嬉しいです。

1990年代バブル崩壊により数多の若者が就職氷河期の荒波に飲み込まれることになった。


そして、ここに通帳を片手に溜息をつく1人の若者がいる。そう、この物語の主人公の金田無月カネダナツキである。


「残高53円..?俺がゴミとでも言いてえのか?あぁ?」


彼も就職氷河期の被害者の1人である。大学は出たものの就職には失敗し現在バイトで生計を建てているが給料日3日前にしてこの惨状である。


「とりあえずいつも見たくパンの耳でも貰いに行くか...」


「いらっしゃ...んだよ、またてめえか!いい加減パン買いやがれ!」


「うるせえ!んな金あったらこんなとこ来ねえで牛丼でも食ってらぁ!」


お馴染みパン屋とのいつものやり取りをし、なんとか食の確保に成功し金が無いので帰宅。

後は空腹を誤魔化すためひたすら寝る。これが無月の給料日前のルーティンである。


「にしても俺だって金があればこんなひもじい食事をせずに済むのに(モグモグ)」


パンの耳を頬張りながら帰路への信号待ち

そう、いつだってその時は突然に来る


「え?」


信号待ちの無月の目の前にはこちらに突っ込んでくる車が見える。


ドン!


宙に舞う体とパンの耳。そして聞こえる悲鳴。


グシャ


「あれ?俺今どうなって...?」


無月の意識はここで途切れた。そして、目が覚めると白い空間にいた。


「あれ?俺、轢かれて死んだはずじゃ...?」


混乱する無月の前に1人の男が現れる。


「オッハー!、調子どう?」


人間の形をした【何か】は陽気に話しかけて来る。


「どうって言われてもまずあんた誰でここはどこだよ!?」


「ウンウン、僕は神で君は死にました(笑)それで君の魂を次の転生先に移すための手続きをここでやるんだけどね。残念だけど今日本に生まれ戻っても君はまた就職出来ずにフリーターかニートにしかなれない未来が見えててねー」


神と名乗る陽気な男は早口で話す。


「は?ちょっと待てよ、俺生まれ変わってもまた正社員なれないの?」


「そうそう(笑)だから物は相談なんだけどさ、日本というか地球自体を諦めて異世界に転生してみるのはどうかなって思ってるんだけど?」


そんな神から提案されたのはまさかの別世界での転生だった。


「異世界..?」


「そう!異世界!君もゲームくらいやったことあるでしょ?剣と魔法の世界でさ、正社員とか関係なく魔物を討伐する事でお金がもらえるから実質歩合の誰でも大金持ち待った無し!」


無月は考えるより先に思った事を口にする。


「それって、魔物も食えたりすんのか?」


無月にとって食が命、前世でも食のために生きて来たので至極当然の疑問である。


「そうだよ?食べられない角とか目とかはお金になるし他の部位は食べることもできる!」


その神の言葉に無月は笑みを浮かべる


「マジかよ!また日本に転生してひもじい思いするくらいならその異世界ってのに転生させてくれ!」


「オッケオッケー(笑)じゃあ他にも死者がいっぱいいるからサクッとで申し訳無いんだけど(笑)ちちんぷいぷい〜ほんじゃ、いってらっしゃーい〜」


こうして無月は異世界に転生する事になったのだが...


「ん?異世界なのは良いけど魔物ってどうやって倒したら良いんだ?あのー神様ー?おーい!!」


肝心な事を聞き忘れて転生する事になった無月。

彼の冒険は既に詰んでいそうだが今始まる!

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