質問1感情はありますか?
今回は珍しくコメディ要素を控えめにしてみました
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また、クレームは固くお断りしております
突然やってきた転校生はこう言った。
「君たちに感情はあるか?」
と。
しんと静まり返る教室で
ひびいた透き通る声は有無を言わせない
圧力があった。
こうして彼女は、
初っ端から突風を巻き起こしてやって来た。
無言で黒板に名前を書いていく彼女。
『六花 シグレ』
とても綺麗な字で淡く書かれたその字は
クラスメイト全員が息を呑んだ。
シグレは一つ空いた席へ迷う事なく向かうと
何事も無かったかの様に着席した。
担任が仕切り直しと言わんばかりの
咳払いをして
少したどたどしくHRを進めていく。
必死になって取り繕っているが
目が泳いでいるし、声がところどころ裏返っている。
動揺しているのは間違い無いだろう。
「それはまぁ同情できなくは無い」
という様に哀れみの視線を向けているのは
こっそりと様子を見に来た学年主任だ。
(後ほど生徒から、助けてやれよ!
と、総ツッコミを受けていた。)
我関せずといった様子のシグレは夕日の差し込む窓辺を、みつめて目を細めていた。
周りの人間は誰一人として気づいていなかった、
これからまさか
自分達に混乱を与える原因だという事を。
少し短かったかも知れません。




