編成
「これが・・・聖剣のちから・・・すごい・・・」
彼女はつぶやいた。
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「やるね」
僕は言った。
彼女はあっさりとグレートタイガーを倒してしまった。
普通に考えて冒険者の剣で旅している人が倒せる相手ではない。
「いえ、この剣のおかげね。壊れてしまったけど」
彼女は言う。
使用回数の上限までつかってしまった、聖剣ルナカリバー。それを僕に返した。
「そうだね。でもこれは素材を探して錬成すればまた使えるようになるから大丈夫だよ」
僕は言った。
そう、この世界は武器の回数制限はあるば錬成しなおせばまた使えるようになる。
「さて、自己紹介がまだだったわね。私はミズキ、ちいさい武闘家がリン、大きいのがハル弓使いね」
剣士のミズキがそう言った。
剣士、武闘家、弓使いの美少女三人のチームのようだった。今回は剣士のミズキが頑張ってグレートタイガーを倒した。
「すごい美少女揃いなんだね」
僕が言う。
これだけの美少女が集まったチームは珍しいといえよう。それはある種うりにもなるだろう。
「まぁね!」
剣士のミズキがえっへんというポーズをとった。
自覚はあるらしかった。
それはそうか。
「そういうこと自分で言っちゃだめよ」
弓使いの美少女ハルがそう言ってミズキを嗜めた。
彼女がこのチームのおねえさん的ポジションなのだろう。
「そうそう」
小さい美少女武闘家のリンはうなずいている。
この三人のバランスでここまでやってきているのだろう。
チーム仲は良さそうだ。それも大事なことだ。追放されてしまった僕は余計その大事さがわかる。
「なるほど、そういう構成なのね。ちょっと厳しそうだね」
僕が言う。
そう、普通に攻撃部隊しかいない。
攻撃のレンジとしては、近距離、中距離、遠距離とそろってはいるが回復役がいないので一度崩されてしまうとかなり厳しい状態になるだろう。
「そうなのよ!サポート部隊がいなくて、すぐやられちゃうの!」
ミズキは言う。
冒険者の剣という初心者装備でここまできてしまううっかりさんでもある。戦術周りの人材も必要だろう。
「そっか、詳しく話聞かせてもらおうかな、すこしぐらいならアドバイスで役にたてるかもしれない」
僕は言った。
追放されてやることもなくなったし、やる気のある冒険者の話を聞くのもいいと思う。
「うん、そうしてほしい、今回のお礼もしたいし、なにか食べにいきましょう!」
彼女は言った。
「それはいいね!」
僕らは食堂に向かった。




