表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/81

一刻千金

第三王子と叔父、弟とその婚約者。

 猫に逃げられた弟たちのきらきらしい視線はまだ理解できる。が、叔父からの熱い眼差しは何だろう。目を潤ませているのが少々気にかかる。と――弟の小さな婚約者が叔父の袖を引いた。令嬢の動きにつられ、大きく傾いた猫のぬいぐるみの背を弟がそっと支える。

「おじさま、目が痛いのですか?」

「うん。おじさまの息子たちは反抗期真っ只中でね、君たちのような眩しい子ども時代を見ていると胸に刺さるものがあるんだ……」

 父親にたまには優しくするよう従兄弟たちに明日にでも学校で進言しようと第三王子はこっそり心に誓い――


「そんなわけで、この瞬間を大事にしたくて宮廷画家を大至急呼んだからよろしく頼むね」


 あっさり中止することにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ