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こうかはばつぐん

おじょうさまとおうじさま

 そばにいると胸のあたりがきゅうっとして、いつもよりも上手に話すことができなかったヘンリーおにいさまとの時間が今日はうまく行っている!

 イザベルは飛び跳ねたい気持ちをぐっと抑えて(それははしたないことだと知っていたので)、隣の大きなねこの背中を撫でてみた。ヘンリーおにいさまもつられるように、もふりとぬいぐるみの手触りを確かめている。


「ふわふわだね」


 おにいさまの長い銀色の睫毛が淡く光を弾いてとても綺麗だ。おしゃべりをがんばっていないのに、おにいさまと一緒に長椅子に座っているだけなのに、ぽかぽか素敵な時間を味わえている。


 殿下とお会いするときには必ずこれを連れてお前たちの間に座らせなさい――


 なぞなぞを出してくれたおとうさまはやっぱりすごい、と笑みを深くしてイザベルは「はい」と答えた。

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