優しい人
優しい人へ
私は、いわゆる優しい子だっと思う。
中学で皆んなに優しかった私は、誰かに好かれたかったわけではなかったんだよ。
たった些細なすれ違いでも不安になってしまっていた私は、私を嫌いにはなって欲しくなかっただけだったんだよ。
家では褒められることが少なかったから、承認欲求のような、ただ嫌われたくないだけだった。
そういえば、誰か言ってた
「優しいけど、つまらない」
その時、自分のことを否定された気持ちがあった。
誰かに優しくするために、強い言葉は使わないようにしていた。相手を傷つけると思っていたから。
誰かに話しかける時、笑って話すようにしていた。
真顔はいいけど、怖いって少しは思うでしょ?
誰かに意見をする時、自分の意見は弱く言った。
別に私の意見をいい案だとはおもってない。
いつの間にか、誰かと似たような話し方になっていた。誰かといるとその人の口調が写ってしまう。
そうしていたら、私という1人の人の特徴がなくなっていった。
話し方ってこんなだった?
こんなふうに笑ってた?
私はどうしたかったんだっけ?
戻れなくなってた。
話し方に特徴がないから「つまらない」
意思がないから「つまらない」
周りに流されるから「つまらない」
誰かに優しくすることは「つまらない」?
もしこれを読んでいる優しい方、優しいことは悪いことではないよ。誰かに合わせることが、悪いことではないんだよ。いつのまにか誰かと似た話し方になっていたとしても、今はそのままでいいんだよ。自分と向き合う時間はまだまだあるんだから。
誰かに優しくした分、私を少しだけ休ませてあげよう。
優しかった私より




