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復讐代行相談者は勇者召喚されたが魔王より先に召喚者の王を社会的に抹殺する  作者: もくもく目目


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8/17

「火って本当に人類の宝だよね」


8話


『仮漁網』を終えて、さっきの水場までひたすら歩く事


――数分


やっとの事で帰れた事に嬉しいとも思うが、まずは飯を食べたい。


早速、僕はこの皮の袋の中にいるこいつらをどう殺すか――


とキイシは模索していたが。


「もう、水に浸して溺れさせた方が手っ取り早い! 」


適当に水場に近くにあった岩に縛り上げて、そのまま大量の蜘蛛が入った袋を――


ポイッと水の溜まり場に放り投げる。


ぶくぶくっ、袋から酸素が無くなっていく。


(1時間位放置すればいいかな……)


と蜘蛛の入った袋を後にした。


生い茂った赤の実を踏んずけないように、近くにあった大きめな石に、キイシは重たい腰を落とす。


(さて、食べるにしても、まずは火が必要だよなぁ…… )


とは言っても、火起こしできる道具がまず無い。


石、それと地面に大量にある毒の赤い実以外ないのだ。


どうしたものか……。


頭を抱えていた時、また突如として現れた『ゲームの画面』。


『お困りですか?』


という文字に、僕は目を擦ってもう一度目の前に映る画面を見る。


「あ〜幻覚、ではない? それとも、この実のせいで目がおかしく……」


『いえ、 目の幻覚でもありません。それに下にある赤の実『デビル・アイ』の効果でもありません。 』


「物騒な……名前だけでもヤバいやつじゃないか……」


さすがに、ここまでハッキリしていると自分は幻覚を見ている訳でもないと、認識した。


まぁ、だからなんだと言いたい所だが。


すると、画面はピカッと光って違う画面に変わる。


そこには『YES』か『NO』とゆう文字が表示された。


いつかの時に出てきた画面と同じ。


少し違うのは、『火を扱うのでしたら、YESを』という文字が書かれていること。


キイシは何も考えず、『YES』に指が運んでいたが、ハッと思い出した。


ここではダメだと理性のお陰で大惨事を起こす事はなかった。


燃える物なら何でもいいのではと、そこら辺の実と草を大量に集める。


(本当は木が欲しかったけど……)


燃えやすい物があるだけマシだと思って、大量にかき集めた草をジッと見る。


(自分でも、あんまり正気じゃないのはわかっているが……)


それでも、この画面が本当の事を言っている事を信じて『YES』ボタンを押すと――


ボっ、と火が大量の草に灯され静かに燃え広がる姿。


焦げ臭い匂い、そして肌に伝わる熱によってこれは本物の火だと確信した。


「こんな簡単に火が……もしかして魔法の世界にでも飛ばされたのか? 」


訳の分からない事を言っている自覚はあるが。


そういう類を信じない自分でも、ここで連続して起こる事に、新しい考えが芽生え始めた。










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