表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
復讐代行相談者は勇者召喚されたが魔王より先に召喚者の王を社会的に抹殺する  作者: もくもく目目


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

3/17

復讐決意とハード脱出


3話


持ち上げられた身体は、ある場所に着いたのか立ち止まり、そのまま放り投げ捨てられる。


一向に地面に着く事がなくて、穴に落とされたのだと理解した。


(また死ぬのか…… )


重力のせいで落ちるスピードはどんどん早まり、心臓は早く動きだす。


走馬灯の様に思い出すのはあの王の最後の言葉。


『失敗召喚など、国家の不吉でしかないわい。それにだ、失敗召喚は全員処分だと決めてるしのぉ』


僕が最後まで、抵抗しながら運ばれる姿を見て、下品に笑う声は


――助けてくれぬ、とゆう絶望感と無気力感を胸に僕の体は、暗闇の堕とし穴に落ちていく。


△▼△▼


目を覚ました時、初めに見えたのは、りんご5個分の蜘蛛が何匹も群がっている所だった。


「うわぁぁああッッッ!!!!!??? 」


いきなりで驚きながらもしっしと足で追い払うと、後ろへ下がって行く蜘蛛達。


諦めた様にその場から去っていくその姿を見て安心する。


体力がない僕は、ただそれだけの動作をしただけで息切れを起こした。


キッツ……と深いため息を吐くと、先程より幾分マシになった僕はその場を立ち上がる。


「……何処だ? ここ、」


薄暗いが、別に真っ暗とゆう訳ではない洞窟のような場所。


(すぐ横にある結晶の塊によって洞窟の中が照らされてるのか……)


と考えると、灯りがある事に感謝した。


「……僕はなんで生きてるんだ? 」


上を見上げてみると、底知れない深い闇。


本当にどうやって生きていた。


あんな高さから落ちれば誰も助からないというのに。


(悪運が良かったのか……其れ共、何か衝撃を和らげる物に当たったのか……)


考えとしては、何か衝撃を和らげる物体にぶつかったとしか考えられない。


偶然、何かの生物に当たれて、五体満足だったこの奇跡に深く感謝する。


「……ッ! こんな事してる場合じゃない。 」


ハッと思い出して、どうしてここにいるのか……と今更思う。


思い出す限りだと、やはり理不尽に崖から突き落とされてこの状況になったのだと。


(にしても、『無能』って……何が無能なんだ? )


そう疑問に思ったが、首を振る。


それでも、命があるだけマシか――


と思うが、やはり本気で殺そうとしていた奴らへの怒りが込み上げる。


(……こんな、何もしてないのにこの所業っ――命を軽く見てるから、こんな事っ)


思い出すだけで怒りが込み上げてくる。


助けて欲しくて、声を上げ続けたのにそれを笑い続けた王。


僕を持ち上げ、近くで声を出していたのに無視したあの男。


思い出した瞬間、硬い壁を殴っていた。


ストレスで死にそうな脳を落ち着かせる為、何度か殴って自分を落ち着かせる。


鈍い音と少しの血の臭い、骨が砕けそうな程ゴキッという音が何度も鳴る。


「ツッ……!! 痛っ」


拳から血がダラリッと流れているのを見て、やっとの事で冷静になった。


(怒りで支配されても、この状況は解決しない。 なら、此処を脱出したら、彼奴を……)


――彼奴に死と同等の復讐をしてやる……。


自然と口角が上がると、今後の事を考えるだけで生きる力と、抗う力が沸き立つ。


この感情を糧に、此処はまず脱出する事を優先しよう。


「……まずは、お腹空いたし食料を探そう」


気分が上がった僕はまず食料探しを開始した。



















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ