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復讐代行相談者は勇者召喚されたが魔王より先に召喚者の王を社会的に抹殺する  作者: もくもく目目


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14/18

不利を勝利に


14話


時間が無い


体は少しづつ追い詰められ、呼吸をするだけで肺が詰まっていく。


(考えてる暇なんてないんだ。 今思いつく限りを尽くすっ)


ショルダーに使ってた紐を解いて、一本の縄を強めに伸ばす。


▼△▼△


集団で密集する蛇達は、卵を守る用に丸く縮まる雌。


(よくよく考えたら、ここって巣には絶好の場所だな。 外部からの侵入も無ければ、内部の生物はここの毒で死ぬ……)


ゲーム画面をスライドすれば、ステータス画面から違う画面に変わる


『火を扱いますか? 【YES】 【NO】』


迷わず指を【YES】のボタンに運び押す。


(準備は整った……後は、行動するのみ……)


数多く燃え上がる炎を見て、次の行動へと地面を見る。


足元に石ころが幾つか、そのうちの一つを選んで手に持つ。


手の平サイズの石、それを密集する蛇の一匹をギラリッと目を光らせて投げる。


投げられた石は、スローで落ちていき当たった先は――


グチャッと鳴ってはならない音が響く。


見れば、卵が潰れていた。


喉から、変な声が出る。


(終わった……)


その卵の母親が、その悲惨な卵の姿を見て、泣き叫ぶように甲高い声で鳴く。


(蛇を狙ったつもりなのに、卵に当たるなんて運無さすぎる!!! )


自分を恨みながら、怒った蛇の集団が僕目掛けて来る。


結果的に、卵の元と母蛇達を引き離せてラッキーとは思ってしまうが。


斜面を登ってくる蛇達を横目に、僕は燃え上がる炎まで真っ直ぐ走る。


残る酸素を使って、全力で走ると。


後ろにいた蛇の集団は無数にある炎を見て足を止める。


赤外線の目、これを利用した。


自分の体温で誤魔化せたのはいいものの、まだ扉には近づけない。


なら、と炎の横に隠れてた僕は、距離を取り蛇が認識できる所まで離れる。


蛇の鋭い目は、僕を認識出来たのか獣の叫びをあげて、向かってくる。


(子が殺されて、怒りで前が見えないとは。 この事なんだな……)


数歩下がった所で、蛇が襲いかかってきた――



と思いきや


目の前でバタンッと一匹倒れ、その後ろに着いてきた母蛇の集団もドミノ倒しで倒れていく。


炎のすぐ後ろにあった、中くらいの岩にピンッと縄を真っ直ぐ膝元の高さで張っていた。


絶好のチャンス、それを逃さず走る。


(体温のない物体は見えないとは思ってたけど こんな簡単な罠にかかるなんて)


一匹が罠に掛かれば、その自慢の長い体は絡まり、固く結ばれる。


その隙に、炎の後ろを逆の方向から回れば蛇の追跡を外れた。


だが、そう簡単ではない。


(やっぱり、罠に掛からなかった奴もいるな)


ほんの数匹、罠に掛からず遠くからこちらを見定めていた蛇が、チラホラいた。


そいつらは、僕を見つけてこちらに近づいて来る。


危機、だが


(想定内……ほんっと、腹が立つ殆ど頭がいいな……)



第3の、追跡から逃れる為準備したもの。


ショルダーの中に手をツッコミ小さなミニ水筒袋を出した。


頭のいい蛇の為にもしもの事で準備した物。


このミニ水筒の中身は冷たい水。


それを、炎目掛けて投げる。


飛んで行った水筒は、熱い炎に着地し――


一気に水蒸気へと鎮火された。


視界が真っ白になると、吸い込んだ水蒸気のせいで少しむせる。


煙を払いながら扉まで向かおうとした時、後ろからあの母蛇が潰れる声で鳴く声が聞こえる。


悲しみで泣いてるんだろう。


「悪いね、」


そう思いながらも、僕自身は脱出の為に次の2階層へ行く扉へ向かった。

























































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