蒼い月夜の死神
水生の国青空藩白雲にある、九士町。その中央を流れる早瀬川沿いに、世見道場は建っていた。剣術を学ぶべく、沢山の子供達が毎日元気に通っている。門下生の内、七割は町人の子供で三割が武士や百姓の子供だ。世良廉太郎、見須奈頼乃輔の二人が始めたこの道場も今はその二人を含めた大神欣司、宰嗣之進、八重樫朔也と言う五人の師範と、五十嵐鞍悟、長谷亙と言う若き二人の師範代を抱えるまでになっていた。とまあこれは、あくまでも表向きの話である。実は、世見道場には裏の顔があった。それは、殺し屋。蒼い月夜の晩に多く現れるので、通称蒼い死神と呼ばれている。今日も何処かで困っている者達の声を聞きつけ、五人の男達は闇夜を奔走する。
其の一「散り急ぐ 櫻に託す 子の想い」
2024/10/12 17:31
其の二「風薫る 若葉見ていた 勾引かし」
2024/10/12 17:31
其の三「梅雨空に 鈴の音聞いた 恋心」
2024/10/12 17:31
其の四「」(執筆中)
2024/10/16 07:58