九話 ダンジョンクリアまで帰れません!
伯爵と僕、ウルは五階層へと到着した。
《五階層》
「じゃあ、ここからはダンジョンRTAだ!」
「?ウル様や、RTAとは?」
「RTAとはな!どれだけ早く行けるかを競う者だ!だが一人では無理だろ?だからな?このダンジョンを二周します!」
「ウル様、、、さすがに二人では不可能で、、、いやこの人スキル化け物でしたね。」
「ま、細かいことは気にせず!よーい、スタート!」
そう宣言すると、僕たちは走り出した。
周りの魔物達はS級ばかりでlevelは99しかいない。ただ、二人とも超越者なので、しっかりあしらって行く。
ーーー数分後
目の前にはSS級魔物 リヴァイアサンがいた。
「ウル様、、、流石に難しいのでは?」
「何言ってるんだ。父様、こんなの雑魚だろ」
「ちょっと帰ったら常識を学ばせるとしましょう。」
そんなことを言っていたが、痺れを切らしたリヴァイアサンがこちらへ襲ってきた。
だが、正直言って敵ではない。リヴァイアサンはlevel110だが、僕らのステータスは普通に上がっていた。
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アルト アルマス(伯爵家当主)男 37歳
スキル 剣術 氷魔法 火魔法 第二魔法まで
level 160
称号 アンデットキラー 超越者 ダンジョン踏破者
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ウル アルマス 伯爵家二男 男 level250
スキル 神帝 10歳
称号 神の子 神帝 転生者 超越者 ドラゴンキラー
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「いやはや、、、ウル様に先を越されるとは、、、
」
「いや,その年で160も大概だけどね」
『私を無視して喋るなぁ!!』
「いや弱いものの話聞く気ないからさ。特に魔物だと」
そう呟くと、刀を一振り、架空に向かってすると、一瞬でリヴァイアサンが細切れになった。
「さて、そろそろ次の階行きますかね」
「そうですな」
そう言って次の階へと向かう。
《六階層》
「さて、ここはS級魔物の住処か、、、またSS級魔物がボスかな?」
「どちみち倒すのでしょう?関係ないのでは?」
「お父様、、、それを言ったらダメでしょう、、、さて、とりあえず今回もゆっくり魔物どもを駆逐して行こう!」
S級魔物は正直今の僕らには弱かった。
「さて、、、残るはSS級魔物のみかな」
「意外と弱かったですね」
「いや僕らが強いだけだが?」
そう言ってると
『ほう?リヴァイアサンが倒されたのか?いつになったら下に来るのか楽しみだったが、こんな早くとは、、、我が名は玄武。このダンジョンの守り神だ。宝が欲しければ我々を倒してみろ!』
「、、、いや、、、四神じゃん。神様じゃん。なんでいるんだよ、、、ま、倒したらいいんだろ?level upの糧となってくれ!」
そう言って僕と玄武の戦いは始まった。
(大型ほど的がデカくて当てやすい!)
「特級魔法 闇魔法 崩壊!」
刹那、光線を放っては魔力で固めた双剣を構え、攻撃をしまくる。
「はっはっは〜!もっと削れ削れー!!」
極限まで削り切ろうとしていたところ、、、
『む、ナ、カナカツヨキモノダッタ』
一瞬で倒れていった。
「エ?嘘だろ?こんな早く終わっていいのかよ!い、やまだ!ほかの四神が強いかもしれない!まだいるかもしれない!そ、そうと決まれば早くーーーーーーーーーー」
そう、これは無双の始まりに過ぎなかった。
《七階層》
『な,なんと選ばれしものよ、、、だがつぎの刺客がーーーーーーーーーー』
《八階層》
『妾を倒すとは、、、なかなかのものじゃ。だがまだ妾の上にーーーーーーーーーー』
《九階層》
『確かにお前は強いがただそれだけーーーーーーーーーー』
《十階層》
「なぁ、これ次の奴も弱いとかないよな?」
「はっはっは、、、いや相手強いからな?お前が普通に避けたりしてるけど普通なら避けれないからな?だが俺もあれなら勝てそうなんだよな、、、levelあがり過ぎて」
『ほっほっほ。あ奴らより我は強いぞ。我が名は黄龍。SSS級魔物で伝説級の魔物じゃ!お主らより勿論強いぞ!levelは200ダカラノォ!!』
「な、父様、、、そろそろお宝の話しない?」
「息子や、、、言いたいことはわかるがそんなこと言ってやるな、、、可哀想だろ、、、」
『そんなこと言えるなら我より強いのだろう?なら勝負ーーーーーーーーーー』
「いやもう終わってるよ」
『え?』
そうすると黄龍の体がバラバラになっていき、ダンジョンを攻略してしまった、、、
「、、、まぁ,SSとかのあれは美味しかったから、、、ま、いいや。
さて、あれが出てくると、、、あ,きた。」
すると、崩壊した黄龍の体から一本の剣が現れた。
「ふーむ、、、これがかの有名な、、、」
「そ、これが天剣。」
確かこんな説明文だった気がする
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武器 龍花ダンジョンで入手【天剣 ラル】
特殊スキル ドラゴン殺し
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「確か、古代の剣で天からの贈り物、、、っていう話だったな。」
「詳しいな。では、とりあえず終わったな。伯爵家まで行こうか。そこで書類とかは書こう」
「わかった。では、参ろうか。いざ,伯爵家へ!」
そうして二人は転移し、伯爵領へ訪れた。