表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

16/28

第15話: 裏切りの影

古代の守護者エルディスから力を授かった直樹たちは、新たな冒険に向けての準備を整えていた。しかし、図書館の中には静かに忍び寄る不穏な影があった。


「エルディスの力を手に入れたことで、僕たちはより強力になった。でも、その力をどう使うかが重要だ。」


直樹が仲間たちに話しかけると、シオンも同意した。


「その通りだ。力を正しく使わなければ、災いを招くことになるかもしれない。」


リリアもまた、力の扱いに慎重な姿勢を示した。


「私たちの使命は平和を守ること。エルディスの力を使って、さらに多くの人々を救いたい。」


三人が決意を新たにする中、図書館の一角で一人の影が静かに微笑んでいた。その人物は、かつて直樹たちの仲間だったが、今では異なる目的を持って行動していた。


「エルディスの力か…。その力を手に入れれば、私の野望も叶うだろう。」


その影は、自らの野望のために動き始めた。彼の名前はカイン。かつて直樹たちと共に戦った仲間でありながら、今では裏切り者として動いていた。


「まずは、直樹たちの動きを封じる必要がある。」


カインは古代の魔法を使い、図書館内に混乱を引き起こすための罠を仕掛けた。それは、エルディスの力を逆利用するものであり、非常に危険なものであった。


「これは…罠だ!」


直樹が図書館内で異変を感じ取ると、リリアとシオンも警戒態勢に入った。


「誰がこんなことを…。」


シオンが呟くと、カインの姿が現れた。


「久しぶりだな、直樹、リリア、シオン。」


その声に三人は驚きと共に怒りを感じた。


「カイン…どうしてお前がここにいるんだ?」


直樹が問い詰めると、カインは冷笑を浮かべた。


「お前たちが手に入れた力を奪うためさ。この力があれば、世界を支配することができる。」


カインの目的は明確だった。その野望を阻止するために、直樹たちは再び戦う決意を固めた。


「カイン、お前の野望を許すわけにはいかない!」


リリアが弓を構えると、シオンも魔法の準備を整えた。直樹は剣を握りしめ、カインに立ち向かう覚悟を決めた。


「行くぞ、みんな!」


三人はカインに立ち向かい、激しい戦いが始まった。カインもまた古代の力を使い、強力な魔法で攻撃を仕掛けてきた。


「この力を使えば、簡単にお前たちを倒すことができる!」


カインが叫ぶと、強烈な魔法が直樹たちに襲いかかった。しかし、三人はエルディスの力を駆使してその攻撃を防ぎ、反撃に転じた。


「私たちは仲間を信じて戦っている。お前のような裏切り者には負けない!」


直樹の言葉に、リリアとシオンも力を合わせた。三人の連携がカインの攻撃を凌ぎ、次第に優勢を取り戻していった。


「お前たちの絆がこれほどまでに強いとは…。」


カインは次第に追い詰められ、最後の手段として禁忌の魔法を使おうとした。


「やめろ、カイン!その魔法は危険すぎる!」


直樹が叫ぶも、カインは耳を貸さず、禁忌の魔法を発動しようとした。しかし、その瞬間、エルディスの力がカインを包み込み、その暴走を止めた。


「エルディスの力が…カインを封じたのか…。」


三人は驚きと共に安堵の息をついた。


「カイン、お前の野望はここで終わりだ。」


カインは力尽き、エルディスの結界に封じ込められた。直樹たちは再び平和を取り戻し、次なる冒険に向けての準備を整えた。


次回、直樹たちはカインとの戦いを乗り越え、新たな目的地を目指す。新たな敵や謎に立ち向かいながら、彼らの絆と知恵が再び試されることになるだろう。次なる冒険は、さらなる試練と共に彼らを待ち受けている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ