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水の巫女の助手になる  作者: ぽとりひょん
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第90話 岩の上1

 寒沢(かんざわ)では、岩の上に着物を着た女性を目撃することが昔から語り継がれている。

 その岩は通常登ることのできない岩の上で女性がいるなど考えられないことである。

 釣り人の間では、着物の女性を見ることは不吉の前兆で土石流にあったりすると言われている。

 寒沢の着物の女性の話をオカルト番組のデレクターが聞き企画を練る。

 そして、取材班が下調べのため地元のガイドを雇いその岩へと向かう。

 すると岩の上には着物を着た女性が立っている。

 カメラマンがビデオに収める。

 そしてガイドは青くなって、直ぐに沢から上へあがり始める。

 取材班もガイドについて上へあがる。

 すると岩がぶつかる音と共に

 「ゴー」

と地響きを立てながら土砂の流れる音がする。

 取材班が振り返ると直前までいた沢が茶色の激流と化している。

 土石流であるガイドは青い顔をして流れを見つめている。

 取材班は計画の変更を迫られる。

 女性を見つけて、直ぐ土石流では取材にならないのだ。

 そこでロッククライマーとロッククライミングの経験のあるカメラマンで行くことになる。

 その日は着物の女性は現れていない。

 一応その岩に登ることにする、2人は慎重に岩を登っていくそして二人は頂上にたどり着こうとする。

 その時、目の前に着物の女性が現れ、憎しみに満ちた目で見降ろしている。

 次の瞬間2人は滑り落ちる、命綱を付けていたがなぜか切れてしまう。

 2人は地面に叩きつけられる、2人の死者が出たことで企画は暗礁(あんしょう)に乗り上げる。

 しかし、2回とも女性の姿を捉えている。

 沙也加の探偵事務所にテレビ支局の局長から電話がある

 「古馬先生にぜひ見てもらいたいものがあります。」

 「何でしょうか。」

 「こちらへ来てからお話しします。」

 「分かりました。」

沙也加は嫌な予感がする。

 そして、テレビ局の車が来る。

 沙也加とたすくは車に乗りテレビ局へ向かう。

 応接室に局長は待っている

 「どんな用件でしょうか。」

 「まあ、座ってください。」

2人が座ると局長は話始める

 「寒沢の着物の女性の話はご存じでしょうか。」

 「いいえ。」

 「崖の上に着物を着た女性が現れるんですが、地元では不吉の前兆と言われているんです。」

 「取材に言ったのですか。」

 「はい、2回行っています。」

 「これは1回目の映像です。」

ノートパソコンに映像が映し出される。

 確かに崖の上に着物を着た女性がいる。

 「この後に取材班は土石流に襲われそうになりました。」

 「よく無事でしたね。」

 「はい、地元のガイドの判断で事なきを得ました。」

 「次は2回目の映像です。」

ノートパソコンに映し出されるのは崖を登る映像である。

 突然、着物が映し出され女の顔が映る。

 生気は無く目が憎しみに満ちている。

 「この後、崖に登った2人は転落して死にました。」

 「なんてことです。」

 「ご意見をお聞きしたいのですが。」

 「近づかないことをお勧めします。」

 「これは何かわかりますか。」

 「怨霊です、しかも年を経て危険です。」

 「そうですか。」

局長は黙り込む


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