第87話 巫蠱(ふこ)1
岡尾真一は田中あかりに惚れこんでいる。
真一はあかりの望みをかなえ続けている。
欲しがる物は何でもプレゼントし、旅行や遊び、食事とあかりの言うままである。
しかし、あかりは突然、他の男と結婚してしまう。
あかりに裏切られた真一は馬鹿な自分を呪う。
それが収まると怒りはあかりに向けられる。
真一は実家にある呪いの道具を持ち出し、復讐を誓う。
それはかめの中に多くのヘビを入れ殺し合いをさせ残った1匹が呪力を持つというものである。
あかりは夫と夫の両親と住んでいる。
真一はその家の庭に切り刻んだヘビを埋める。
しばらくするとあかりの義母が交通事故で亡くなる。
義父は数日後、自殺をしてしまう。
あかりと夫はケンカが絶えなくなる。
真一の携帯にあかりから電話がかかって来る
「真一助けて、私どうしたらいいか分からない。」
「お前には男がいるだろ、そいつを頼ればいいじゃないか。」
真一は冷たく言い放つ。
そうしているうちにあかりの夫は行方をくらます。
そして、あかりには体に変化が出てくる。
沙也加の探偵事務所にやつれた若い女性が訪れる。
「私は旅行代理店の事務の仕事をしていました、その時先生の噂を聞いていたので来ました。」
「何があったのですか。」
「私が結婚してしばらくして夫の両親が無くなりました、次に夫が行方不明になりました。」
「待ってください、行方不明の人を探す依頼ですか。」
沙也加は鬼門の行方不明がらみの依頼かと警戒する
「いいえ、その後、私の体に変化がでました。」
「どんな変化ですか。」
「お見せしたいのですが服を脱がないといけませんので・・・」
女性は言いながらたすくを見る。
たすくは
「後ろを向きますね。」
と言って後ろ向きになる。
たすくは一条の件で学習したのだ。
女性は沙也加の前で全裸になる。
女性の右足から巻き付くようにヘビの皮のようなあざが腹にかけてある。
沙也加は女性に聞く
いつからあるのですか
「夫がいなくなってから数日後です、最初は右足の先にあるだけだったのですが段々伸びているのです。」
沙也加は呪いの一種だと考える。
そして、たすくに目隠しをする。
彼女は陽の光で消せないか試そうとする。




