第77話 牛頭沼4
深夜、牛頭沼に高校生の男子3人がやって来る。
彼らは沼に女の幽霊が出る噂を聞いて、肝試しに来たのだ。
3人の前に白い着物を着た鬼女が現れ、赤い目で高校生たちを見つめる。
無機質で感情を感じさせない赤い目は、3人を震え上がらせる。
高校生たちは、振り返り逃げ出すが、その中の1人が鬼女に捕まる
「待って、助けてくれー」
捕まった高校生は叫ぶ。
しかし、残された2人に鬼女に立ち向かう勇気はない。
鬼女は、捕まえた高校生と抱きしめながら沼へと一緒に入って行く
「やだ、離せー」
高校生の叫びは沼の中に消えていく。
残された2人は警察に連絡する。
牛頭沼に2人の警察官が到着し、それぞれ高校生から事情を聴く
「鬼女に友達が沼の中にさらわれた。」
高校生たちの説明は一致している。
そして、レスキューが到着し、沼にボートを浮かべ2人がボートに乗り、2人が潜水士として水中を探す。
サーチライトで沼を照らし、水中も潜水士が探すが高校生も鬼女も見つからない。
1時間が過ぎようとした時、突然ボートが大きな牛のようなものに襲われ転覆する。
さらに水中で何か起きているように水面が盛り上がり波立つ。
潜水士の1人が命からがら岸に上がろうとするが、何かに足を引っ張られるように沼に引きずり込まれていく。
捜索は、打ち切られ朝を待つことになる。
そして高校生2人は保護される。
朝になり捜索は再開され沼の底に潜水士2名の死体が発見されるが、2名のレスキューと高校生は行方不明になる。
東海警察署の中山刑事に牛窪警察署の斉藤刑事から電話がある
「牛頭沼と言う沼があるんですけど、そこで捜索に当たったレスキュー隊員4人が化け物に襲われてしまったんです。」
「化け物を退治する人を紹介して欲しいのですね。」
「そうですお願いできますか。」
「わかりました。」
既に牛頭沼の事件はニュースで報道されており、中山は知っている。
沙也加とたすくは、探偵事務所で話す
「この前の牛頭沼ニュースでやっていますよ。」
「ええ、そうね。」
沙也加は気分悪そうに答える
「どうしたの。」
「これって、私たちの所に仕事としてくるのじゃないかと思うのよ。」
「断ればいいじゃないですか、手強い相手ですし。」
「断れなかったらどうする。」
沙也加の言葉にたすくも黙り込む。




