第74話 牛頭沼1
平尾坂の館のオカルト番組以来、出演したアイドルは、このオカルト番組のレギュラーになっている。
視聴者が、怖がらないアイドルが怖がるところを見たいということで視聴率を稼いでいる。
沙也加の探偵事務所へテレビ支局の局長から電話がある。
局長は平尾坂の館の件でますます沙也加を気に入り度々電話してくるのだ。
「テレビには出ませんよ。」
「分かってますとも、今日は仕事の依頼で電話をしました。」
「どのような仕事ですか。」
「牛頭沼を知っていますでしょうか。」
「牛鬼が出るとかじゃないですよね。」
「いいえ、沼にはそういう話があるそうですが、ちょっと違います。」
「オカルト番組に関係あるんですよね。」
「はい、取材班が事前に調べに言ったのですが、1人が沼に落ちて死にかけました。」
「事故ではないんですか。」
「それが何かに引きずり込まれたというのです。」
「原因を調べればいいのですね。」
「そうです、アイドルに危険が及ぶといけませんのでお願いします。」
「分かりました。」
沙也加は牛頭と言う言葉に異形の存在を感じる。
電話をしているのを聞いていたたすくは
「沙也加、仕事なの。」
「ええ、牛頭沼を調べに行くわ。」
たすくはネットで牛頭沼を検索して調べる
「やはり心霊スポットですね。」
「何が起きるの。」
「真夜中に角の生えた幽霊が出るとか、水にの中に引きずり込まれそうになったとかですね。」
「取材班も1人引きずり込まれたそうよ。」
「あと、水死者が毎年出ているよです。」
「これは気を付けた方がよさそうね。」
沙也加の言葉にたすくも同意する。
沙也加とたすくは、彼女が運転するアルファロメオスパイダーで牛頭沼に向かう。
沼の近くに着いたのは夕方である。
2人は夕食を食べビジネスホテルに泊まる。
沼へは明日の朝に行くことにする。




