第67話 首塚の怨霊3
沙也加とたすくは1人目の子供の所へ行く
2人は手をつないで熱を出して寝込んでいる子供を見る、やはり髪の毛のようなものが首に巻き付いている。
沙也加は角谷と子供の家族に家の外で待っているように指示し、子供の部屋に水の陣を張る。
そして彼女は水の刀を作り、髪の毛のようなものを刀で切ると、子供の首に巻き付いていた髪の毛は霧散する。
沙也加は子供を抱えると陣の中に入る。
沙也加はたすくと手をつなぐ、窓ガラスが割れ多量の髪の毛のようなものが入って来る。
しばらくすると髪の毛は去っていく。
2人が家を出ると抱えていた子供が目を覚ます
「もう大丈夫ですよ。」
沙也加は母親に言って子供を引き渡す。
次に2人目の子供の所に行く、しかし状況が違っている。
子供の家は髪の毛のようなもので囲まれている。
もし髪の毛を切ればすぐに襲って来るだろう。
沙也加は2人目の子供を救うのを諦め、本体と対峙することを選ぶ。
本体を倒せば2人目の子供も助かるのである。
沙也加は2リットルのペットボトルを4本持って、首塚へ向かう
塚は村の中を通る県道沿いあるが、県道は塚を避けるように曲がっている。
塚は雑木林の中にある、林は下草が刈られ手入れされている。
塚は土が盛り上がった上に石臼のような石が置かれているが、石は真っ二つに割れている。
沙也加には塚の上に髪を振り乱し、怒りの形相をした武士の怨霊が見えている。
沙也加はペットボトルを4本の蓋を取る
「話はできる?」
問いかけに怨霊は睨みつけるだけで答えない、そして刀を鞘から抜く。
彼女も水の刀を作る、集中し硬く鋭い刀にする。
怨霊が彼女を上段から切り伏せる、彼女は刀で太刀筋をずらしかわす。
さらに怨霊は胴を狙って横に一閃する、沙也加は後ろに飛びかわすが服が切れ、腹に血がにじむ。
怨霊の攻勢は止まらない、続いて袈裟切りにしようと刀を振るう、彼女は防戦一方である。
一方、たすくは角谷方で待っているように言われていたが、我慢できなくなっている。
自分が行っても沙也加の助けにならないことは分かっている。
しかし、何もせずに待っていることはできない。
ついに彼は首塚に行くことにする。
角谷が危険だからと止めに入るが、たすくの考えは変わらない。
沙也加と怨霊に戦いは一方的である。
彼女は怨霊の振るう刀をさばくだけで精一杯である
そして、怨霊の刀は沙也加の腹を貫き、彼女の背中に突き抜ける。




