第50話 人喰いペンション3
曽我警察署では沙也加の説明に基づき曽塚にいる4人から事情を聴くため同行を求めることにする。
10人の警察官で向かうことになり、そのうち8人は相手が抵抗した時のことを考えて、さすまた、警丈や盾を装備している。
曽塚に着き、2人の警察官が入口に向かう、そして呼び鈴を押すと、出てきた男にいきなり斧で頭を割られる。
もう1人の警察官も出てきた女に左腕を引きちぎられる、そして、曽塚からは男2人、女2人の4人が飛び出してくる。
残った8人は救援を要請する無線を送るとともに持ってきた装備で対抗する。
しかし4人は動き、力と共に人間の物ではない、さすまたは捻じ曲げられ、警丈は折られ、盾は斧で紙のように裂かれる。
8人の警察官が全滅するのにさほど時間はかからない。
応援の警察官が駆け付けた時は、10人の警察官の惨殺死体が横たわり、曽塚の4人の姿は見当たらない。
鈴木刑事は古馬沙也加に連絡を入れる。
「曽塚の4人は、先生の言われる通り、化け物でした、向かった警察官10名が殺されました。」
「それは、ご冥福をお祈りいたします。」
「そこで、もう一度先生の力を借りられないでしょうか。」
「私にどうかできる相手ではありません、引き受けることはできません。」
沙也加は勝ち目のない相手に関わる気はない。
鈴木刑事は、東海警察署の中山刑事に相談する。
「ペンションの行方不明者の犯人が判明したけど、化け物4人で何ともならないんだ、古馬先生にもう一度助けを求めたが、相手にできないって断られてしまって困っている。」
「それなら、何とかしてくれる人を知っているから紹介するよ。」
中山刑事は舟戸沙姫を紹介する。
鈴木家時は沙姫に電話で事情を説明する。
沙姫は鈴木刑事に聞く
「相手を生け捕りにすることはできませんよ、殺すことになりますがいいですか。」
「構いません既に何十人と殺している者たちです。」
「それで、死体は残しますか、消しますか。」
「えっ、死体は残していただけると助かります。」
「分かりました、早急に準備して向かいます。」
沙姫は古馬沙夜に電話する
「沙夜、久しぶりに狩りよ。」
「分かったわ、沙姫。」
沙也加の母は一言で引き受ける。
そして、沙姫は沙也加にも電話する
「沙也加、逃げ帰って来たそうですね。」
「叔母様、手に余る相手です、私には相手ができません。」
「私たちは龍神様の力を授かる巫女ですよ。」
「私の力が弱いことを知っているでしょ。」
「仕方ありませんね、私たちが後始末しますから、たすくさんと付いて来なさい。」
沙也加は再び曽塚へ向かうことになってしまう。




