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水の巫女の助手になる  作者: ぽとりひょん
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第45話 見えるの

 中野たすくは、明城(めいじょう)大学の図書館でレポートを書いている。

 彼は古馬沙也加にアルバイトであちこち振り回されているが、本業は大学生である。

 たすくがレポートを書いているのは、出席するはずの講義が休みになってしまったため、空いた時間を利用しているのだ。

 すると同じ学部の一条(いちじょう)みおが声をかけてくる。

 たすくは一条とは挨拶をする程度の仲である。

 「中野君、探偵事務所でバイトしているんだって。」

 「そうだけど。」

 「相談があるんだけど、私、幽霊とか見えるんだ、変なこと言っていると思わないでよ。」

 「まあ、僕も見える人知っているから大丈夫だよ。」

 「そうなんだ、それで相談なんだけどストーカーする霊がいて困っているの。」

 「霊てどこでもいるんじゃないの。」

 「違うわ、着替えやお風呂覗いたりするのよ。」

たすくは一条が着替えや風呂に入るところを想像する。

 「いま、想像したでしょ、ダメよ。」

たすくの心はよく読まれる。

 「それで、幽霊のストーカーと探偵がどうつながるの。」

 「お祓いしてくれるところ探したんだけど、みんな口ばかりで偽物ばかりなのよ

 「で、本当に除霊してくれる人を探したいということ。」

 「その通りよ。」

 「なら、バイト先の探偵している人、そういうの得意だから紹介するよ。」

 「ありがとう、中野君。」

たすくは沙也加を一条に紹介することにする。

 午後、たすくと一条は沙也加の探偵事務所を訪れる。

 沙也加は一条を見ると

 「今日は彼女連れなの。」

 「違いますよ、お客さんです。」

 「中野君と同じ大学の一条みおです、相談があってきました。」

 「たすくとは何でもないのね。」

 「はい?」

 「いいわ、相談を聞きます。」

たすくには沙也加の態度が冷たく感じられる。

 「私はアパートに下宿しているんですけど、幽霊に着替えやお風呂覗かれるんです。」

 「どうしてわかるの。」

 「私、霊が見えるんです。」

 「じゃあ、この事務所にいるかしら。」

 「いません、そういえば変ですね、全く見当たらないです。」

 「私がいるからよ。」

沙也加は一条の依頼を受けることにする。

 3人は一条の下宿先に向かう。

 沙也加はたすくと腕を組む

 「えっ、沙也加さん。」

 「どうしたの、いつもしているでしょ。」

 「はい。」

たすくに異議はない、沙也加に密着するどころか胸が当たっている、手をつなぐより断然良いに決まっている。

 一条の部屋は2階である、2階に上がると通路の突き当りに黒い霊の塊がいる、霊団だ。

 「あれ危ないですよね。」

 「そうね、消しましょ。」

一条は

 「中野君にも見えるの。」

と驚く、沙也加はいつもならたすくと手を放してペットボトルの水を使うが、今回は空気中の水分を使って水の刃を作り出し、霊団に切りつける。

 霊団は水の刃と共に霧散する。

 「沙也加さん、本当に除霊できるんだ。」

一条は感動する。


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