第43話 水の異形2
沙也加とたすくは支配人に案内され室内プールへ行く
「着替えましょ。」
「着替えるって水着ですか。」
「相手は水の中でしょ。」
2人は、更衣室で着替えを済ませてプールサイドに出てくる。
沙也加は赤色のビキニである、たすくはあまり見ないようにする、刺激が強いのだ。
「もっとちゃんと見てもいいのよ、たすく。」
「はい、でもちょっと露出が多いので。」
たすくは赤くなっている。
支配人はプールが気になるのか
「どうですか、何かいますか。」
「何か触手の塊みたいなものがいますね。」
たすくが答える。
「見えるの。」
沙也加が聞く
「そういえば、手をつないでいないのに何で見えるのでしょうか。」
「異界に行ったせいかしら、異界でも異形が見えていたでしょ。」
「霊は見えませんけど、こういうものが見えるのは良い気分じゃありませんね。」
「見えるなら、役に立ちそうね。」
支配人が2人の会話にしびれを切らす
「何かいるのでしたら、お祓いするんですよね。」
「分かりません、私も異形相手は一度しかありません。
「悪霊ではないんですか。」
「違います、分かりやすく言えば妖怪のようなものです。」
沙也加はプールサイドから異形に攻撃してみることにする。
プールの水中に無数の水の刃を作り出し、触手を切断しようと試みる。
プールは刃が動き回るため波立つ。
しかし、触手に切りつけるが触手の表面で滑って傷つけられない。
触手は沙也加を捕らえようと水から出て襲い掛かってくる。
彼女は避けるが、動きが早く、手、足、首に触手が絡まる。
そして、プールに引きずり込まれる。
水を操ることができる沙也加は、水中でも自由に動き回れるはずであるが、触手に絡まれているせいか水を操ることができない。
彼女は自由が利かず、プールの底に沈んでいく。
そして、見る、触手の中心には牙の並んだ口があり、異形に食われようとしていることを知る。




