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水の巫女の助手になる  作者: ぽとりひょん
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第35話 神隠しの村2

 村には宿がないので依頼人の鈴木方で部屋を借りる。

 父親は部屋に引きこもってまま出てこないらしい。

 沙也加とたすくは同じ部屋でなることになる。

 たすくには舟戸沙姫の言葉が反芻(はんすう)している

 「沙也加はもっとリードして欲しいそうです」

気になってなかなか寝付けそうにない。

 沙也加は既に寝ているようだ。

 たすくは試しに沙也加の手に触れてみる、するとぱっちり沙也加の目が開く、沙也加は寝ていなかった

 「手握りたいの?」

 「は、はい。」

 「いいよ。」

沙也加は手を差し出す、たすくは沙也加の手を握る。

 たすくは幸福な気分にはなれなかった。

 天井には大きな一つ目があり見下ろしていた。

 沙也加はクスクス笑う、たすくはそんな彼女をかわいく思える。


 翌日、沙也加とたすくは裏山に入る、裏山はそんなに深い山ではなかった。

 また、下草は刈られ手入れされているようだ。

 1日目は何の痕跡も見つけられずに会わる。

 2日目、この日も収穫なしに終わりそうだったが、急に霧が濃くなってくる

 沙也加はペットボトルの水で陣を作りたすくに静かにするように言う。

 沙也加はたすくと手をつなぐ、すると真っ白で何も見えなかった霧が透けて見えるようになる。

 どこからか鈴の音が聞こえる、音はだんだん大きくなり、狐の面を付けた行列が沙也加たちの前を通る。

 行列の最後尾には、縄で手を縛られた、狐の面を付けた子供と探していたれんがいる。

 沙也加は水の刃で2人の縄を断ち切り、代わりに足を水で縛って動けないようにする。

 そして、行列が去るのを待つ、そして霧が晴れると陣を解き、2人の子供に駆け寄る。

 沙也加は狐の面の子供に親の元へ帰るように言い、れんを保護する。


 沙也加とたすくは、れんを連れて裏山を降り鈴木方へ向かう。

 鈴木由紀子には

 「狐の行列にれんが囚われていた」

ことを伝える。

 れんが見つかったと噂が広がり鈴木方に村人が押し寄せる

 そして、沙也加は村長に

 「れんは裏山にたおれていた」

と嘘の報告をする。


 沙也加とたすくはその翌日、村を出る。

 彼女が古いアルファロメオスパイダーを運転して山道を走っていると濃い霧に包まれる。

 そして、車を止める、すると狐の面を付けた親子が現れ頭を下げると霧と共に消えてしまう。

 たすくが沙也加に聞く

 「今のなんでしょう。」

 「お礼を言いに来たんでしょ。」

沙也加は何事もなかったように山を車で下っていく。

 後日、沙也加とたすくは新聞に村の記事が載っているのを見つける。


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