第15話 退魔紀行1
翌日、沙也加の事務所に電話かある。
沙也加が電話と取ると大崎先生からで二人の少女が無事登校したお礼と新たな仕事の依頼である。
沙也加とたすくが東海北高校を訪れると教師たちから歓迎される。
大崎先生は
「大きな問題を解決したので古馬沙也加さんは有名人ですよ、それでもう一つお願いがあるのです。」
「問題は解決してますけど。」
「はい、今回は解決しましたが、修学旅行で再び起きる可能性は否定できません。」
「もしかして、修学旅行のコースを見て欲しいと」
「その通りです、見てもらえれば安心できますし、危険なところはコースから外します。」
「しかし、私が見たからと言っても保証はしかねますよ。」
「構いません、沙也加さんに見てもらえれば安心できます。」
「なら、お引き受けします。」
修学旅行のコースは西日本を回る2泊3日のコースである。
沙也加とたすくは調査と言う名目の旅行に行くことになってしまう。
たすくは沙也加との2人きりの2泊3日の旅行である。
修学旅行のコースであるが、彼女と2人なら話は別である。
彼は淡い期待をする。
彼は思う、男なら誰でも期待してもしょうがないのである。
そうに違いない、そうあってほしい。