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水の巫女の助手になる  作者: ぽとりひょん
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第13話 呪い・たすく役に立つ

 古馬沙也加の事務所に中年の男性が尋ねてくる。

 男性はひどく疲れた様子である。

 「先生に話を聞いてもらいたくて来ました。」

沙也加は

 「カウンセリングはやっていませんので、よそに当たってください。」

 「違います、話を聞いてください、解決できるのは先生しかいません。」

たすくは、この客、大丈夫かなと思いつつ見ていると、沙也加が何かに気づいたように感じた。

 「詳しく話してください。」

 「私は先日、聖崎(ひじりざき)の海岸に夜釣りに行ったのですが、到着して車から降りようとした時、激しい悪寒に襲われました。」

 「そして、怖くなって逃げ帰ったのですが、それから体の調子が悪くなり、背中が痛むのです。」

 「背中を見せてもらえますか、あ、服は脱がなくてもいいですよ。」

男は言われる通り沙也加に背中を向けた。

 沙也加はたすくを呼ぶ

 「たすく来てくれる。」

 「はい」

たすくが来ると

 「背中のここに手のひらを当てて、楽しいことを考えて。」

 「急に楽しいことなんて考えられませんよ。」

 「なら、私と楽しいことすることを考えて。」

 「何言っているんですか。」

たすくは赤くなる。

 沙也加はたすくに

 「もう手を放していいわよ。」

そして男に言う

 「もう大丈夫ですよ。」

 「本当だ、背中の痛みが消えている、ありがとうございます。」

男は礼を言って帰っていく

 「たすく、今日は役に立ったから、さっきの人の相談料全部あげるわ。」

たすくは、いつもはお金に渋い沙也加さんがどうしたのかと思ったが、黙ってもらっておくことにした。


 沙也加は、最初、男が精神疾患かと思ったが、呪いにかけられていることに気づく。

 男の背中を見るとこぶし大の何かコロイド状のものがへばりついているのが見える。

 沙也加に呪いを解く力はないが、ここはたすくの力を試すことにする。

 彼は陽の気に満ちている、水の力を操る沙也加とは対照的なのである。

 沙也加はたすくの手のひらを男の呪いの部分に当てさせると楽しいことを考えるように言うがうまくいかない。

 そこで、私と楽しいことすることを考えてと言ってみるとたすくの手のひらは光を放ち、呪いを焼き消してしまう。

 これでたすくは沙也加にとって貴重な戦力となる。

 そこで今日は小遣いを奮発したのだ。

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