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水の巫女の助手になる  作者: ぽとりひょん
129/144

第129話 古虎渓1

 五条家に依頼人が訪れる。

 家長代行の五条樹が応対する

 依頼人は樹に

 「妻が寝込んでしまっています。」

 「病気ですか。」

 「医者にはわからないといわれて、和尚様にお祓いをしてもらったのですが倒れてしまったのです。」

 「それで私たちの所にいらしたのですか。」

 「はい、和尚様が呪われていると話していましたので。」

 「わかりました、調べてみます。」

樹は仕事を引き受ける。

 樹は依頼人の家に行くが、今回は美月がついてきている。

 美月が嫌な予感がするからついていくと申し出たのだ。

 依頼人の妻の部屋に入ると美月が樹を引っ張り出す

 「どうしたのですか、美月様。」

 「近づけないわ、これ怨霊の呪いよ。」

美月の目には妻の体中に黒い髪のようなものが巻き付いている。

 その髪のようなものが樹を捕えようとしたのだ。

 そして、妻の顔は歪んで見える。

 居間で依頼人に話を聞くことにする。

 美月は依頼人に

 「奥さんは倒れる前にどこかに出かけていますか。」

 「倒れる前ですか。」

依頼人は思い出そうとする

 「そういえば古虎渓(ここけい)に出かけています、わたくしも一緒でしたが。」

 「どこか印象的な場所はありますか。」

 「奇岩が続く山道を通りました。」

 「わかりました、奥さんは怨霊に呪われています。」

 「怨霊ですか。」

 「はい、まず怨霊を除霊してから解呪します。」

 「それで妻は助かるのですね。」

 「はい。」

美月は沙也加に連絡する。


 沙也加は新婚気分で古馬家の朝食を作っている。

 昨日からたすくと同居である。

 彼女は朝から機嫌がいい。

 沙也加はたすくを大学へ送り出すと事務所へ向かう。

 そこへ美月から電話がある

 「沙也加、あなたの力を借りたいわ。」

 「わかったわ。」

沙也加は二つ返事で引き受ける。

 彼女は依頼人の家に向かい、美月と樹に合流する。

 沙也加は依頼人の妻の部屋に行く。

 妻には黒い髪のようなものが巻き付き、近づこうとすると髪の毛が襲ってくる。

 そして妻の顔は歪んでいる。

 沙也加は顔をしかめる

 「この怨霊を除霊すればいいのね。」

 「そうよ、できそう。」

 「強敵だけど何とかなるわ、何日持ちそう。」

 「1週間くらいかしら。」

沙也加と美月は話し合い、明日、沙也加とたすくで古虎渓に向かうことにする。

 そして、除霊したら樹が解呪をすることになる


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