一度も女性と付き合った事がない僕は君とどう向き合えばいい?
僕にはずっと好きな女性がいる。
だけど? 僕は30年間一度も女性と付き合った事も
告白した事もないから、どう君と向き合えばいいのか分からない。
簡単に言うと? “付き合い方が分からないのだ。”
お互い好きな男女は? どうやって付き合っているのだろう。
今時、直接女の子に告白する奴なんかそういないし。
僕の男友達も、僕同様に彼女を一度も作った事がない連中ばかりだ。
毎日、想像の女の子との妄想にふけっている奴に聞く話でもない。
だからって? このまま僕が行動に移さないという事は、、、。
彼女と一生! 僕は付き合えないという事だ!
・・・本当に、どうしたらいいんだと悩んでいると?
僕の姉が久々に子供を連れて実家に戻って来た。
そこで、僕は姉に相談する事にする。
僕は昔から、姉と仲が良く何でも話せる姉弟だった。
恋愛相談は、姉の得意分野で姉に任せれば上手くいくと思った。
『なあ、姉貴? 相談したい事があるんだけど。』
『何よ急に? “好きな女の子でもデキた?”』
『えぇ!?』
『“図星!” アンタ分かりやすいのよ! で、どんな子なの?』
『凄く可愛い女の子だよ、だけど? 付き合い方が分からなくて...。』
『何処でその女の子と知り合ったのよ。』
『職場の女の子だよ。』
『じゃあー簡単じゃないの! 食事に誘ってみたら? 最初は二人きり
じゃなくていいのよ! 逆に皆で行く方が女の子も安心でしょ!』
『そっか!』
『そこでLINE交換でもしたら。』
『うん。』
『徐々にでいいの、少しづつ距離を縮めていけばそのうち、付き合う
感じになるわよ!』
『ありがとう、流石! 姉貴だわ!』
『まあね、アンタより長く生きてるから経験が違うのよ。』
『うん!』
やっぱり、姉貴は頼りになる!
僕が、ずっと考えても思いつきもしない事をズバッと言ってくれた。
冷静に考えれば、確かにそうなんだよな。
いきなり二人で、ご飯に誘うのは? 相手もビックリするか?
拒否されるかもしれない。
でも? 皆で行くのなら、彼女も嫌とは言わないと思う。
そのやり方が、あったのかと一瞬思ったが、、、。
もし? 他の男が彼女を好きになったり、連れてきた男が彼女を
好きになったりしないのか?
何より、彼女が僕に見向きもしなかったらと思ってしまった。
それなら、行かない方がいいんじゃないのか。
不安で僕の心は押し潰されそうになる。
それでも、行動に移さないと絶対に彼女と僕は仲良くなれない。
僕は思い切って、行動に移した。
『あの田崎さん?』
『・・・あぁ、はい!』
『今度! 皆で飲み会するんだけど来る?』
『皆でですか? みんな行くなら私も行きます!』
『えぇ!? ホント、じゃあ来週の日曜日なんだけど。』
『分かりました。』
『時間とか待ち合わせ場所は、後で言うよ。』
『はい!』
すんなり、僕の好きな彼女は“行く”と言ってくれた。
やっぱり、【皆で】と言うキーワードが良かったのだろう。
警戒心もなく、こんなに直ぐにOKを出してくれると思っても見なかった。
*
・・・それから約束の日曜日の日。
僕が待ちに待った飲み会の日がやって来た!
勿論! 彼女も来てくれた、彼女は職場の女子達とお喋りしている。
彼女を誘って良かったと心から想えた。
でも、ここからどうしたらいい?
飲み会がスタートする。
皆賑やかに、お酒を各々店員に頼んで飲みだした。
僕は後れを取られないように、彼女の斜め前の席に着く。
『田崎って? “今、彼氏とかいるの?”』
『今いません、半年前に彼氏と別れたんで。』
『じゃあー俺と付き合う?』
『えぇ!?』
『ジョーダンだよ!』
『知ってますよ。あはは~』
『さあ~今日は皆で飲もう!』
『ハイ!』
僕は、いい席に着いたのに彼女と何を話していいのか分からない。
取りあえず、生ビールを只管飲んでお酒の勢いで彼女に話しかける
計画を立てていたのに、、、。
どんなに飲んでも酔わないでいる。
酔えない僕は更に生ビールを浴びるほど飲み続けた。
そのうち、一次会がお開きになる。
結局、僕は一言も彼女と話す事が出来なかった。
二次会のカラオケでは殆どの人が帰る中、彼女は二次会にも来てくれ
僕も行く事にする。
そこでも、僕は只管お酒を頼んで彼女に話しかける機会を狙っていた
のに、全く酔えない僕はまたもやここでも彼女に話しかけられなかった。
彼女は、女の子達とずっと一緒に居て楽しそうに歌っている。
僕は手拍子だけして、彼女を盛り上げた。
・・・二次会も終わり、この日は終わった。
結局、僕は彼女と一言も話せていない。
自分の不甲斐なさを思い知らされる。
姉貴が言ってくれた、“LINE交換”も出来なかった。
さあ、これから僕は君とどう向き合えばいいのか?
先が思いやられるな。
最後までお読みいただきありがとうございます。




