04 体調不良と送り...?
木葉:「ほんとですか!ありがとうございます!
今日は休日出勤だって言っていたので、もしかしたら今日も行くのかもしれません。
私は買い物に行く...って言って先に出てきたので本当に行ったのかは分かりませんが...」
なるほど、それじゃあ今からでも行ってみるか...
助手:「分かりました。それでは今からでも行ってみようと思います。」
木葉:「よろしくお願いします。」
木葉:「コーヒーごちそうさまでした。おいしかったです。」
と彼女は笑顔でそういった。
...お世辞だろう。
僕が入れたコーヒーは、コーヒーとお湯の分量が間違っていたため、ちょっとまずかった。
優しい人だなぁ...
木葉:「それでは、私はこれで...」
と木葉さんが立ち上がった瞬間...
フラッ
おわ!
木葉さんが倒れそうになった!
助手:「大丈夫ですか!?」
木葉:「...えぇ、ちょっと最近体調が悪くて...
あんまりよく眠れなかったり、疲れが全然抜けなかったり、夫のことで少々気が立ってるのかもしれませんね...」
よく見たら目の下にクマができている。
こんな状態で、家まで無事に帰れるのだろうか?
探偵:「...助手君、木葉さんを送っていってあげなさい。
そのホワイト・クロスという店も彼女の家から近いんだろう?
送ったついでに行ってきたらいいさ。」
そうだな...こんな状態の人をほっとけるわけないな。
助手:「分かりました。」
探偵:「...送り狼になるんじゃないよ。」
助手:「いや、あんた何言ってんの!?」
するわけないだろ!
ということで、僕は車を持っていないので、木葉さんが載ってきた車で送っていくことになった。
...帰りどうしよう?
==探偵視点==
(ふむ...ホワイト・クロスか...)
(助手君に全て投げたとはいえ、ちょっとは調べておくか。)
検索:ホワイト:クロス
私はいつも攻略情報を見ているパソコンで検索をする。
(ふむ...映えるドリンクを出すことで、若者に人気の店なのか...)
そこには、雰囲気のよさそうな店内で、多数の人物が美しい飲み物と一緒に移っている写真が載っていた。
若者に人気とのことで、かなりアップされている写真の数が多い。
(確かに美しいとは思うが...なんだ?この違和感...)
そこで私は、助手君が入れてくれたコーヒーを飲む...
ズズッ
...まっっず!
この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。