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プロローグ

初投稿です!

43と書いてシーさんと呼んでください!


僕こと、助口厚助(すけぐちこうすけ)はサポーターである。

中学校・高校の部活動ではもちろんのこと、大学のサークルですらマネージャーだったくらいだ。


それ以外にも友達の相談に乗ったり、学校の先生の授業や研究の手伝いを頼まれるくらいには根っからのサポーターだった。

そんな僕は大学を卒業して、今現在…


探偵:「助手~ちょっと飲み物取って~」

助手:「目の前にあるじゃないですか...そのくらい自分でやってくださいよ!」

探偵:「いいじゃないか、そのくらい。私は今、手が離せなくて取れないんだよ。」

助手:「手が離せない...って、その今やってるゲームを中断すればいいんじゃないですか...」

探偵:「今は無理だ!なにせスタッフロールの最中だからな!」

助手:「なら今は手が使えるでしょ!?」


なんでスタッフロールで手が使えなくなるんだよ!


ここは名手(なて)探偵社...僕の目の前にいる探偵?の探偵事務所だ。

僕はそこで助手兼雑用係みたいなことをしている。


この探偵を名乗っているゲーマーは生活力ゼロ、やる気ゼロでダメ人間のような存在だ。

なんでそんなところで僕が働いているのかというと...



~大学生時代~



厚助:「はぁ...どうしよう...」


大学4年生の2月...ほとんどの大学生は進路が確定している時期だ...

大学院に進むにも手遅れであり、就職するにもほとんどの会社が採用を決めてしまっている...


 つまり、詰みの状態なのだ。


いや、僕だって何もしてこなかったわけじゃない!

それどころか精一杯進路については頑張ってきたつもりだ!友達のだけれど...


そう、僕は友達の進路相談に付き合ったおかげで、自分の進路について全くと言っていいほど考えていなかったのだ。


いや、まあ初めは友達の一人に相談に乗ってくれないかと言われ相談に乗っていたのだが、その友達の就活がうまくいったという噂が広まり、僕も私もという先生が行う進路相談があるのにもかかわらず僕の元に来る生徒がたくさん現れたのだ。


頼られたからには何とかしなくてはと思い、頑張って色々な業種の会社や技術、就活や進学に必要な情報について詳しく調べなんとか相談に乗った生徒は全員行きたい進路に行かせることができた...

その分、自分の進路がおろそかになっていたのだが...


そんなこんなで進学はもう無理だと思い、なにか求人が来てないかと見てみたが残っていたのはどれもこれもブラックな求人だった...

いや、求人にブラックな内容をはっきりと書いて大丈夫なのかよ!


そんな中一つだけ給料:高いよ!、仕事内容:そこまで大変じゃないよ!と書かれている求人を見つけた。

怪しすぎるだろ!こんな求人...

なんだよ、そこまで大変じゃないよ!って...詳しく書かないことがどれほど恐ろしいことか分かっているのだろうか?


すると僕の友達が声をかけてきた。


友達:「ああ、その求人な!たしか名手探偵社っていう探偵事務所からの求人で、俺の知り合いがそこを受けてみたんだよ。」

   「事前に給料について詳しく聞いたら確かに多かったらしく、仕事内容も雑用係みたいな感じだったんだと。」

   「だから、楽そうな仕事だ!って言って張り切って受けに行ったんだが、初めの面接試験で落とされたらしいぞ。」

   「そんな変な回答はしてない...って言ってるし、実際そいつ以外も何人か受けに行ったらしいが全員ダメだったらしい。」

   「噂では、誰も採用する気は無いんじゃ?...って言われてる求人だな。」


なるほど、それって求人という名のいじめの様な事をしているんだろうか?


でも、ちょっと気になった...

雑用係...それは僕の特技を生かすことができる職種ではないだろうか。


まあ、受けてもどうせ落とされるなら他の会社の面接練習みたいな感じで行ってみるか...

とりあえず、受けられるかどうか連絡してみよう。


 この時の判断が僕の人生を左右したのであった...


この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。

1話(プロローグ的な話)だけを投稿して、ある程度話がたまったら順次投稿していきたいと思っていますので、ご了承ください。

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