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電車に乗ってる時に催しちゃった女の子。

作者: 大垣さん

木広洲町の生活に続き、お読み頂き誠にありがとうございました!

今後の方針をこの作品で図ろうと思っていますので宜しくお願い致します!

「お願い……もう少し……もう少し……」

 人もまばらな電車の中、ドアの前に立つ女子高生、あいは、今にも決壊しそうな尿意に悶えながら車窓を眺めていた。


 今は二月、ニュースによると観測史上最も遅いという初雪は、流れる街並みを白く彩っていた。

 これが、暖かい車内ならゆっくりと堪能できた。

 しかし暖房が故障しているらしく(車掌がアナウンスで言っていた)動いていなかった。

 おかげで電車の中は冷蔵庫の様に冷え切り、藍の膀胱は、排尿へと動き続けていた。

 ムウウッ!

「ぐっ!うううっ!」

 不意に波が来た。

 チョロッ!尿道を閉じるのが遅れ、少しだけ漏れてしまう。

「もう……したゃった方が良いのかな……」

 情けない声で藍は呟く。

 これが普通の女子高生なら、こんな決意の先にはお漏らしという最悪の羞恥が待っている。

 でも藍は違った。そうならない備えをしていたからだ。

「おしっこ五回分……だったよね……」

 藍はスカートの中に手を入れ、まくった。

 スカートの下には、テープ式の白いおむつが当てていたのだ。

 そのお股の辺りは黄色く染まり、幾分か膨らんで垂れ下がっている。

「あっ……」

 ツンとしたおしっこの匂いが、鼻にやって来る。

「またお漏らししたら、匂いでバレちゃうよ……」

 藍の心は、さらに沈んで行った。

 その染みは電車に乗る前、放課後に通っている塾で勉強している時に漏らしたおしっこだった。

 実は藍には、集中するとお漏らししてしまう癖があった。そのため、学校や塾でもずっとおむつを当てている。

 学校では臭いの事もあるからこまめに替えているが、塾の帰りのこの時間は違っていた。乗車時間は二十分位だし、家も駅から近いため、多少お漏らししてもおむつは耐えてくれる。だから塾でお漏らししても、換える事なく乗っていた。

 三時間の塾での勉強で、お漏らしは三回してしまった。

 残る二回分の吸収力は、膀胱に溜まったおしっこを防ぎきってくれるだろうか?

 不安だった。だからこそ我慢していた。

 しかし、それももう限界に来てる……。

「くぅうううう……」

 グジュクシュ……。半分濡れたおむつの前当てを抑え、なんとか堪えようとする。

「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」

 息も荒くなってきた。

 ムググッ!

 おむつを抑える手にも力がこもって行く……。

「はぁ……はぁ……」

 その時、車掌のアナウンスが、次が家の最寄り駅であることを知らせた。

 やった、駅に着けばトイレに行ける。

 好きなだけおしっこを解き放てる……。

「よっ、しゃぁあ……」

 藍は安堵した。

 しかし、アナウンスには続きがあった。

「尚、只今から切符を拝見致しますので、ご準備をお願いします」

「えっ……」

 藍は、目の前が真っ暗になった。

 切符を見せるには、どうしてもこの手は離さなければ行けない……。

 離せば漏れる。でも、もうこのままではいられない……。

「あぁ……」

 藍はその場にぺたりと座り込んだ。

 絶望感が身体を流れ、全身の力を弛緩させてしまったのだ。

 そして……。

 フシャアアアアアァアッ!

 女の子座りで開かれた股の奥。おむつの中からくぐもった水音が響いた。

 勢いのよいおしっこは前当てでは吸収されず、お尻の方まで流れていってようやく吸収されていった。

 そしてお尻あたりの吸収体が膨らむと、徐々に前の方で吸収されていった。

「あーー……」

 口まで弛緩した藍は、だらしなく口を開き、漏れ続けるおしっこの感触を堪能する事しか出来なかった。

 ジョロロロ……シュッ……チョロ……。

 二分程掛けて、藍の限界お漏らしは終わった。

 残り二回分の吸収力は、なんとか全てのおしっこを受け止めてくれていた。

「はぉあ……あぁ……もうぅ……」

 藍は、手すりに抱きつきながらゆっくりと立ち上がった。

「……気持ち良かったあぁ……」

  気の抜けた声で、藍は呟いた。

 その口からは一筋のよだれが垂れ、電車の揺れに合わせて左右に揺れた。

 そしてスカートの中では、たっぷりおしっこを吸収して垂れ下がったおむつが、これまた電車の揺れに合わせて、ペチャペチャと音を立てながら動いていたのだった。



                おわり。


お読み頂きありがとうございました!

これからも頑張りますので、宜しくお願い致します!

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