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感染者の街  作者: cozy
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感染者2

感染者


一年程前に突如現れた感染者と呼ばれる存在は、人外と呼び捨てるには少し人に寄り過ぎていた。

変化があるとするならば全身の肌の血色が明らかに悪くなる事、体温が外気温近くにまで下がる事、目から光が失われる事くらいであった。


感染者と呼ばれ始めた存在は人を襲う。それは自らの仲間を増やすという本能には逆らえないとばかりに人々を襲い噛み付き、そして仲間へと変えていく。

僅かに皮膚に食い込む程の噛み傷から感染し、人は感染者へと最長でも一日持たずに変貌していく。


噛まれても深い傷にならず、感染しても人の姿を保つという事が尚更感染の拡大を早める結果となり、人々は混乱の中数を減らしていった。

それでも徐々に数を減らされながらも感染者に人類が対抗していく中、感染者達の行動に少しずつ変化が起こり始める。


当初は無秩序にゆっくりとしたスピードで人々を感染させるべく昼夜問わず歩き回っていた感染者達は、時が立ち数を増やすに連れ小さな群れを作り始めていた。場所によっては小さな群れが集まり更に大所帯になっている場所さえもある。


そしてもう一つの感染者の変化は食欲であった。人を噛み増やす事だけに固執していた感染者達は次の欲求に駆られていく。次の欲というものが食欲であった。

けして人を襲い喰らうというものではなく、感染者は何でも喰らう。それは道に生える草葉であったり、落ちている塵芥であったり、一向に減る様子を見せない昆虫の類であったりと、あらゆる物を食べ感染者達は命を繋ぎ仲間を増やし続けていた。


あまり詳しい生体が分かっていないはずの感染者のこの情報は、元感染者であった悟の記憶であり、人に戻ってからも感染者の時の記憶は曖昧ながらも残っている。


二週間程前に起こったとある出来事により人に戻った悟は、自分の記憶の糸を辿るように公園へと来ているのであった。





とりあえず設定というやつです。

どこか設定に大きな穴があるような気がする。


気付いた方は感想欄などに書き殴ってください。

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