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コトノハの消える日

絶望があまりに駆け足なので


希望が追いつけぬのだ


爛熟汚辱 流血泥濘


遠巻きの聴衆にお代も徴収できぬ


旭が堕ち


地にのたうちまわっている


遠巻きの観客の仮面の美麗極まりなし


何を言祝ぐ?


美しさを紡げば落石


描けば蛇


笑いながら礫を投げよ


礫に書いた呪詛の悲しさ


至極まろやかに言い放てる呪詛に


光速の彼方の胸は痛まぬ


彼方の顔さえ見えぬ世ぞ


彼方の顔さえ見えぬ世ぞ



いつ 気づくだろう


踏みにじったコトノハの残骸に


哀れスミレともタンポポとも見分けがつかぬ



いつ 気づくだろう


踏みにじったコトノハの残骸に



それはきっと世界の黄昏


神も魔も死に絶え


誰かの手が招いた


コトノハの消える日






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