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詩集

楽園へと続く道

作者: ロースト

楽園へと続く道


暗く深い闇、

濁った感情は池のように溜まり、塵のように沈殿している。

そこにあるただ一つ綺麗なものは目覚めることもなく、秘され気づかれない。


偽りの美しさか禍々しさが輝くのか。

それさえも曖昧で、まやかしか。


青空を、光を見ることもなく腐敗してゆくばかり。

積み木でつくった塔のように、見目ばかり重視して他を見失う。


頑丈だけど、空洞ばかり。

脆くてがらんどうのこの世界はまだまだ未熟で、未開発で、未知に溢れている。


この翼を絡めとる鎖を引き裂いて飛び立つにはどうすればいいのだろう。

たった一つの願い、澄み切った空へと祈った。


この想いを乗せて飛ばした紙飛行機

愛しい、愛しいあの人のもとへ届け


空を見上げひたすらに

運命のサイコロは投げられている。


まだ未来は決まっていない。

もう未来は動き出している。


高く上げられたそれは光を受けて輝く。

いつ来るのか、どこにあるのか。

わからない明日。


何もかもが不安定で、それでも想い信じて生きてゆく。

いつか、楽園へと行くために。


君と僕、いつかはまだ遠い未来だけども

この戦いと死屍累々、運命と罪の血、流れる川乗り越えてく。


二人手を繋いで一緒に歩こう、明るい未来を信じてるから。


花は死者への手向けと流され、後悔の十字は歌にされ、

水の流れに咲いたそれは天使にさらわれる。


不変なき煌きは母の暖かさで触れてくる。

慈悲の温もりは心を癒す。


いつまでも果て無きこの愛

いつか君に届くように、楽園を君に捧げよう。

至高をともに、君が望むなら。


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