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round 1-3



は、おい、この女今なんて言った?





「なんでだ?」


なんでだ、俺よりも教えられる奴ならば多いだろうに

「まずは、長月家の事情が関わってくるからそれもふくめて説明させて。」

「わかった。」


「知っているかもしれないけど私は長月家当主、長月将監の娘

そしての後継者として様々なプロジェクトを取り組んだり、関わったりしているの。

そこで長月家としての取り組んだことのない新しいプロジェクトを任されることになったの。

私はその中でまだ手を付けていないエレクトロニック・スポーツ。そこに目を付けた。

そこで注目したのが。」


「eスポーツ系統で発展してる対戦格闘系って訳か」

コーヒーをすすりながら真は聞く。


「そう、まだどういう関わり方をしていくのかはわからないけど。」

パフェを食べ終えた長月は追加でカフェオレを注文し話を続ける。


「チームを作るのか、スポンサーとして契約をするのかはまだ考えていないけど、参戦することだけは確定しているわ。」


そして真は気になった質問をぶつける

「そうか、んでなんで俺に聞く?」


なんで俺に聞く? 彼女ならばもっとトップのプレイヤーや親しい友人で適当に見つけることなんかが出来るだろうに


どうして?



それだけは俺の心に残っていた疑問だった。


彼女はその質問をされると即答する。

「この間のゲームセンターでの試合を見ていたの、109連勝なんてなかなかできる数字じゃない。

こんな近くにそんなプレイヤーがいるならうれしい誤算といってもおかしくないわ。」

あの時見られていたのか、試合に集中しすぎて気づかなかった。

あそこに制服のままいたのもばれた原因だろう。




そして彼女は少し顔を赤らめてまっすぐな視線を俺からそらしてうつむくと

「それは……私に友達と呼べる友達がいないから」

先ほどよりもすこし小さな声でそう言った。


そうだった、彼女の周りに友達と呼べるような人間がいない

せいぜい、彼女のネームバリューに媚びようとしている人間か、親衛隊気取りのくそ野郎しかいない気がする。



 軽く真はため息をつくと

「そうか……わかった。おたくの家にはなにかのゲーム機がある?」

「たしかゲーム機ならお父様が用意してくれたのが」

 少し考えると

「日曜日開いてるか?」


「ええ、何するの?」

「FOU2を教えてほしいんだろ、家庭教師しに行くよ。」


そういうと真はかるく自分が言ったことに後悔したように

ボソリと「やっちまった……」と小声で言った。



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