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round 4-3

 地面に一本のナイフが突き刺さる。

『こないだの借り、返させてもらうぜ。』

スローイングナイフを手の中でもてあそぶ、サングラスに逆立てた金髪そして黒ジャケットに白いワイシャツ、そして緩く締めた青に染め抜きをしたネクタイ。

 彼の名前はバズヴ、今回のジャムの得物として用意したキャラクター。


 男性なのにコードネームが戦いの女神から取られているのは、不明。

 一説ではなくなった女性の仇を取るためともいわれているが本人の勝利台詞によると『上司に付けられた』とのこと。


 なんでこんなどうでもいい情報を思い出しているんだ。


 集中しろ、俺。

 

 このために俺は練習してきた、コマンドも練習してきた。


 いくぞ、バズヴ。


 カツカツと音を鳴らして道を歩む、その女。

『ふ、無駄な時間をかけさせるな。』

 普段とは違う血のような赤いドレス姿からスラリと伸びた足、そこから両手を突き出し構えを取る。

 彼女の名前はモールニヤ。「待つ」スタイルをメインとするキャラクター


『GET THE WIN UNDERGROUND  ROUND 1』

『FIGHT!』


 まずは飛び道具のナイフを投擲する。

 それを予想してか、モールニヤ特有の突進技に加えて派生技の当身技を入れてくる。

 

 ガードを入れるも攻撃が止まらない。

 


 こいつ勝負を早めに終わらせてくるつもりだ。

 昨日の試合で俺が相手の感覚を覚えて試合をうまくつかんでくるということを把握したのだろう。

 上手い、いや面白れぇ。



 口角が上がっているのが自分でもわかる

 「にやり」ではなく、「にたり」という笑い方。


 

 あっという間に一ラウンド取られた。

 だがゲージはたまった。

 

 掴みにくい、いや掴ませない戦い方。俺のバズヴの試合の作り方を見せてやる。


 2ラウンド目が始まる

 最初からゲージを使用して特殊警棒を腰から抜く。

 相手がじわりじわりと詰めていく。

 そこから魔術札を取り出し、設置そこに跳躍。

 相手が攻撃を読んでカウンター技を入れるが、そこに俺が入れたのはナイフではなく魔術札、そして設置も含めて両方起爆。

 

 相手がダメージを受けたのを確認して、コマンドを打ち込んでいく。

 空中から地面に叩きつけダメージを加えていく。

 


 いける、行ける。



 そこから魅せコンボと言われるようなヒット数を叩きだす。


 2ラウンド目は取った。


 いける













3ラウンド目は取られた

 

  


いやな予感がする。




そして

 


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