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round 3-2

すいません、風邪ひいてました。

 

 詩織に連れられて真はこの学校の生徒会室に初めて入った。

 

 広さは普段授業が行われている教室の半分ぐらい。

 まず目に入るのは重厚な木製の机、そして簡単な応接が出来るような机と並べられたソファ。


「お茶でも出しますので、掛けていてください。」

 

 緊張する、生徒会というものは地味に心に削りダメージをいれてくる。



「どうぞ。」

 出された紅茶を一口飲むと

「それで話ってのは?」



「今度開催する大会のことはご存知ですか?」

「あぁ、あれだろ。選抜大会。」

「そうです。広告は見ましたか?」

「あれだけ大きく宣伝してたら、わかりやすいだろ。」


 たいていゲームの大会は専用の媒体に取り上げられる。

 ゲーム系のニュースサイトやゲームを取り扱うチャンネルでの広告やゲームセンター、ショップに貼られるポスターなどが一般的だが、一味違った。


 出来るだけ全ての媒体で宣伝したのだ。

 ポスター、広告、CM、長月系列の建物、その壁一面に貼られた広告。


 どれだけの規模で行っているんだと、どれだけの力をこの大会にかけているんだと言いたいぐらいにこの大会は宣伝されていた。

「それだけ、私たちが関心を抱いているということです。後少しばかり他の企業も関心を抱いたようでモニターなどの専用機材の手筈はお願いしています。」


「まぁ、数十台規模でのゲーム機は手慣れてないと非常事態に対応できないからな。大会にトラブルはつきものだし」


「万が一のトラブルに対してセンターを設置する予定です。トラブル対処にて最も高評価を受けているチームにお願いしました。」


大会中のトラブルは多い、絶対になくなることはない。必ず起きるものだ。

例を上げるなら、画面が写らなくなる、ボタンが反応しない、音が聞こえない。

こんなものは序の口で、配信台(大会の予選内にネット配信される席)でプレイ中に落ちる。

プレイ中に操作が遅延する。画面が固まる。停電する。……等の問題は当たり前のように起きるのだ。


(ちなみに筆者はアメリカにてウル4の大会中、ウルコンを出した瞬間、画面がブラックアウトして試合がやり直しになり、某ルーファス使いにやられました。いまだに悔しいです。)


「選手の集まり具合はどうなんだ?」

 紅茶を飲み干し、カップをテーブルに置くと

「順調ですよ。真君が心配しなくていいほどに。ちゃんと登録もしましたよ。」

「ちょっと待て。」







今何と言った?









「真君はもうすでに登録済みですよ、選手として。











あれだけの腕を持っているのに腐らせていてももったいないでしょ。」

一瞬怒りを覚える、しかしそれよりもその後の一言を聞くと、さらに驚く。


「あなたの妹さんからも言われています。”兄貴の評価はもっと高いはずだと”」


「アイツと面識があるのか。」

「生徒会ですから。」


真は大きくため息を吐く。


「大会はいつだ?」

「夏休みに入って最初の土日月ですよ。」

「そうか」

 席を立つと携帯のカレンダーをチェックする、予定を簡単に組み上げる。


「それまで家庭教師出来ないけどいいか?」

「大丈夫ですよ。何かあったら連絡してくださいね。」

「わかった。」






















「それまでに仕上げてくるから待ってろ。」

SIXインビテーショナル2019、皆さまはライブ配信ですかね。

僕はカナダからメール経由で友人に頼んでいるのでどうなっているかわかりませんがなんとか見に行けたら行きたいと思います。

みなさまも体調を崩さないようにしてください。


追伸申し訳ございません。体調悪化のため次話投稿は来週火曜日にさせていただきます。

体調が戻り次第次話投稿いたします


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