表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

困った私の君

作者: 水野透子
掲載日:2017/07/06

私とちょっと困った彼の小さな日常を、ちょこっと覗いてみませんか?

全く、困った君。


たまに外食してもいつも割り勘。

昔憧れたものだ。「外に出てていいよ」とお会計の時に言われる光景を。

私の彼といえば、割り勘の末「ねぇ、三百円ある?」...百歩譲って割り勘はいい。

でも三百円くらい出してくれよ、と言いたくて言えず、そっと出された彼の手に差し出しながら軽く溜息をつく。

それでも美味しかったね、とニコニコ満足そうに言うものだから、こっちも何も言えなくなってしまう。


二つばかり年上の彼だが、何だろう、いつも年下と接しているように感じる。

まぁ、男の方が精神年齢が低いとはよく言うが。

けれど、一緒に車に乗っている時、運転している彼の横顔はひどく男らしく感じるのだ。

私だけかもしれないけど、男性が車を運転するのはなんだかかっこいいと思っている。

たまにはたから見ても明らかに気の荒いのが運転に現れているドライバーもいるが。

私の彼は何かと道を譲る。

車間を空けて曲がってくる車を入れてあげたりと、運転に彼の温厚さがよく出ていると思う。

なんだかなぁ、やっぱりこんな彼だから、私がしっかりしなきゃと思いながらも側にいるんだ。

いつか、しっかりしなさい、と尻を叩いてやろうと心の底で考えている。


デートから帰って鏡に写った私の顔はにんまり、笑顔だ。

しょうがないさ、惚れてるんだから。

どんなデートでも嬉しいんだ。


ねぇ、次は何処へ行こうか?

何が食べたい?


そんな思いを巡らせながら、今夜も眠る。

おやすみ、困った私の君。



短い文章ですが、読んで下さった方々の日常や空想に照らし合わせてみて、少しでも温かい気持ちになってくだされば嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ