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学園1入学試験


この世界には教育機関が二つある。それが学校と学園だ。

学校は普通に勉強し卒業したら、学校で得た知識をいかした道に進める。

学校は前世の学校とほぼ変わらない。

学力が高い子供や戦いが苦手な子供がいく所だ。


学園は、剣術、体術、魔法、モンスターマスターなど戦いの才能がある子供がいく所だ。


今日俺達四人が入学試験を受けるのは、この国で一番でかい学園、バルザーク学園。この国でその名を知らない者は居ないとまで言われるほど有名な学園だ。


春風が気持ちいい朝。俺達ジシュ、アシュリー、マーラ、ハク四人は入学試験を受けるため、街を歩いていた。ちなみに成長したハクは、超級魔物くらいの強さだ。


「う〜ん気持ちのいい朝だなぁ。」

「そうだねっ!」

「そういやハクが受ける試験は体術だっけ?」

「あってるぞ」

「何で体術にしたんだ?」

「我は、ドラゴンだから剣術は使えん。モンスターマスターも無理、残ったのは体術か魔法で、体動かすのが好きだから体術にしたんじゃ」

ハクは普段は、この口調だ。まぁ焦ったり、動揺したら素が出るけど。

「へぇ〜」

「お兄ちゃん、見えてきたよ」

マーラが指差した方を見ると馬鹿みたいにデカい建物がそびえ立っていた。

「おお〜〜スゲー!流石国一の学園だなっ」

俺達が驚いていると、二十代の女性に声かけられた。


「あなた達入学試験の受験者?」

コク

「そう!じゃあ案内するからついてきて」

俺達は言われた通りに後ろをついていった。

10分ほど歩くと、古代ローマのコロシアムの様な場所に着いた。

「ここで待っててね。」

そう言い残すと女性は歩いて行った。


周りを見渡すと、入学試験を受けにきた子供達で溢れかえっていた。

多いなざっと見た感じ、900人くらいいるぞ。


「静かにしてください」

スピーカーの様な者を通して声が聞こえてきた。

声の主は観客席に立っていた。

たぶんこの学園の生徒会長かな?左右に何人か居るし。

生徒会長と思われる少女は赤髪だな。なかなか見ない色だ。ここからでは遠くてあまり分からないが美人なのは分かった。

それまでザワザワしていた子供達が静かになった。


「え〜私はこのバルザーク学園生徒会長、エキドナです。これより入学試験を開始します。各自受ける分野の場所に移動してください。」


「じゃ後で。受かれよ?」

「「もちろん!」」

俺達は別れた。


俺がモンスターマスター試験の所に行くと、100人ほどいた。


五分ほどしたら、筋肉ムキムキのマッチョメンが出てきた。

「モンスターマスター教官のビルだ。今からモンスターマスター入学試験を始める。モンスターマスター受験者は120人、合格者は60人。半分だ。召喚したモンスターを戦わせ勝った物が合格だ。」

受験者達がざわついた。

半分か、なかなか厳しいな。


「これより召喚の儀式を始める、召喚したモンスターが君達のパートナーだ。パートナーを召喚したら、隣にいる者とパートナー同士を戦わせる。勝った方が合格者だ。」

「召喚するパートナーは、君達一人一人違う。パートナーは自分だ。」


教官の近くに居た人から次々に召喚の儀式を終わらせていく。

召喚されたパートナーは、スライムやスコーピオン、など6割ぐらいが初級魔物だった。

まぁまだ6か7歳だしなそんなもんだろう。


「おお〜〜!スゲー!サラマンダーが出てきた〜!」

サラマンダーは、個体によるけど中級から伝説級の強キャラだ。


サラマンダーを召喚したのはだれだ?見てみると女の子だ。


ざわざわ おー


また騒がしいな。騒がしい所を見ると、でっかい鳥がいた。あれは、たしか個体よるが上級から伝説級の魔物、サンダーバードだったな。

スゲェな何かバチバチいってるよ、召喚しのは男の子かな?なかなかのイケメンだ。

最近思ったけど、この世界美女、美男多い気がする。


俺はどんなパートナーが出てくるだろう?

おらワクワクすっぞ!!


そして遂に俺の番になった。


「名前は?」

「ジシュです!」

「よしジシュ、ここに書いてある魔法を発動しろ」

「誓いを此処に。我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者。汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪ゆり来たれ、天秤の使い手よ!」


俺は魔法を発動した。

辺り一面が光に包まれた。


目を開けると、二匹の狼が出現していた。

一方の狼は、真っ白な毛並み、体長3メートルぐらいある。

もう一方の狼は、闇を思わせるような黒、体長は真っ白な狼とほぼ同じ。

二匹とも王者の風格がある。


「馬鹿な!二匹召喚など前例がない!更にこのモンスターはっ!白銀狼王!?黒死狼王!?伝説級魔物が人間に従うなんて!」

ビル教官が大声で喚きちらしている。

周りの受験者達も驚いている。


さすがリンに才能あるって言われているだけあるな。俺。

いや〜ごめんねっチート過ぎてっ

皆んなが驚いていると、狼達が話しかけて来た。


「我らを呼んだのは汝か?」

「ああ俺だ。」

「では、汝名を」

「俺の名前はジシュだ」

「では、古より伝わる侍従の契約の契りを行う。汝ジシュを我らの主と認める。我ら汝の剣になり、盾になる。我ら永遠を誓う。」


「お前達名前は?」

「我ら名など無い、主が付けてくれ」

「じゃ黒い方がボォルク、白い方がハリーだ」

「了解した」

「よろしくな!ボォルク、ハリー」

「よろしく頼む主よ」


そういや隣の人と戦うんだっけ?でもボォルクやハリーが戦ったらいじめじゃん!


「ビル教官俺戦った方が良いですか?」

「い・・・いやジシュお前は、合格だ。最初集まった所に集まれ。」

「分かりました!」


全試験が終わった後


人数が最初の半分になっていたからアシュリー達を見つけるのが簡単だった。


「見事入学試験を合格した皆さんご入学おめでとうございます。バルザーク学園に入学された皆さん、この学園で知恵を磨き、力をつけていってください。以上で入学試験を終わります。ジシュ君アシュリーさんマーラさんハクさん後日学園からのむかいが来るので、学園に来たら学園長室に来てください。」


こうして俺達の入学試験は幕を閉じた。


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