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『クラィング山を目指しての旅路2』

旅路ははるかグラィング山

「よしっ!コンキンはそのままオークどもを引きちぎりまくれ!タイタンは馬車に近づかせないように後ろに下がれ!アルノマ、クサビはオークどもの頸動脈を集中的に攻撃しろ!」

「「「「グォォォウ!」」」」


俺の名前はジョイント。Bランク冒険者魔物使いさ。


今は依頼としてこの馬車に乗っておられる方の護衛をしているが、ここに来てオークどもの襲撃にあった。


しかし、相手が悪かったな。俺たちはBランク冒険者だからこんなオークどもなんて楽勝だぜ。





と、思っていたが少し厳しい。他の護衛を請け負って一緒だった冒険者たちが少し押されてきた。今のところまだ優勢だが、いつ逆転してもおかしくない。


「ハクロ!糸でオークたちの首を締めあげろ!スラ太郎Aはアルテミスの両腕に、Bは足にまとわりついてそれぞれ攻撃のタイミング時に瞬時にオリハルコンスライムになれ!アルテミスはスラ太郎たちを纏ってそのまま撲殺しまくれ!攻撃のタイミングは俺の魔法で吹っ飛ばしたすぐ後に開始しろ!」

「「「了解!」」」


いきなり声が聞こえたのと同時に、オークどもの群れがいきなり中心から弾け飛んだ。


「ていやーっ!」

「せいっ!そいっ!はいっ!」


そのすぐ後に、美しいアラクネが次々とオークどもの首を糸で締め上げていき、美女が拳と足にスライムを纏って次々とオークどもを蹂躙していく光景はその場にいたものたちがついみとれてしまうほどのものであった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「『ビックバン』!」


俺の魔法でオークたちを中心から爆破し、その混乱の隙をついてハクロたちが次々とオークを蹂躙していった。


「ジョイントさん、お久しぶりです!」

「おおっ、ゼロたちか!なんでここにいるんだ?」

「ちょっと依頼でここまできていたんですが、見かけたので一応必要がなかったかもしれませんが、助太刀しにきました!」

「いや、十分必要だったからナイスだ!とりあえずこのオークどもを片付けてから話そう!」

「はいっ!」







俺たちが加わり、あっという間にオークの群れは片付いたのであった。


戦いが終わり、けが人の有無を確認し終えてジョイントさんに話しかけた。


「さっきもいいましたが、お久しぶりですね」

「そうだな、学校の模擬戦以来だな。それにしてもなんの依頼でこんなところまで来たんだ?」

「『グラィング山の怪物退治』の依頼できたんですよ」

「グラィング山か、まだまだ先だぞ。そうだな、歩いて大体半月ぐらいかかるかな?」


うわぁ、そんなにかかるのかよ。


「そうだ、俺たちはある護衛の依頼であの馬車に乗っている奴を護衛しているんだが、大体グラィング山近くまで行くんだ。ついでに一緒に護衛としてついていかないか?」

「護衛か・・・」


見たところ、馬車はやや高級そうで、それなりの身分の人が乗っていることがうかがえた。


「護衛対象が誰なのか教えてくれませんか?」

「ああ、バルゼン公爵家の方らしい。なんでも領地で何かあったらしく、その確認のために向かうそうだ」

「馬車から一歩もでていないようだけどほんとにいるのかな?」

「あー、本人曰く日光が苦手らしくてな、夜にしかみられんよ」


吸血鬼かよ。というかそんなんで向かって大丈夫なのかよ。




とりあえず、ついでに一緒に行くことにしたのであった。

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