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『卒業試験5』

ゴーレムの動力はいろいろある。

・電池式

・魔石式

・内部共同式

・接種式など

試合開始の合図とともに、アダンが動き出し、


って、遅っ!?何あれここまで来るのに普通に歩いてたよね?なのに試合開始した途端一気に全部の動作が遅くなったよ!?


『し、しまったんだな。魔力電池、が切れそう、なん、だな』


 電池式だったんかよこのゴーレム!!むしろそれまで平然と動けていたほうがすごいわ!!というかそれならもっと電池が持つように改良してから連れて来いよ・・・。


『ま、まて、なんだな。今すぐ電池、交換、するから少し、待ってほしい、んだな』

「え、まあ別にいいですよ」


 このまま聞かないで倒すことも考えたが、なんとなくすっきりしないからその電池を交換するのを待った。


 すると、ハグエェは、その体の肉の隙間から何か取り出した。長い棒で先の部分には手の形のものが付いていて、そこには電池と思しきものが握られていた。


『こ、交換するんだな。いけ、「ノビールンデスヨハンド」だな』


うわぁ、ネーミングセンスがない。そのままの名前じゃん。よくあのゴーレムの名前をアダンにでき、あっ、そうかアダンてアダマンダイトの部分からきているじゃん!やっぱネーミングセンスないじゃん・・・。


 その魔道具みたいなものは先が伸びて、ゴーレムの背中にとどくとその手に持っていた電池をゴーレムの中へ入れた。


「ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!」

『おおっと、ここでゴーレムの電池が入ったー!そしてゴーレムが復活したので試合再開です!』


 あのゴーレムってあんな風に鳴くんだ・・・。そういえばあえて気にしないようにしているんだけどさ、見た目がどう見てもあの鉄〇28号にしかみえない・・・。


 ゴーレムはエネルギーが補充されるとすぐにこっちへ突っ込んできた。おそらくその強度を生かして体当たりを仕掛けるタイプなんだろう。その重量と硬さから考えると確かに脅威になりそうだった。


 ただな、こっちにはわなを張って待ち構えることができる専門家がいませんか?


「ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッル!?」

『な、なんといきなりゴーレムの動きが止まったーーー!?』

『な、なんでなんだだな!?たった今、電池、入れ替えた、ばかりのはず、なのに、なんで、なんだだな!?』


 その答えはすごく単純明快です。


『よく見てください、ゴーレムの足元に何かついていますよ』

『あ、ほんとです!あれは・・・粘着力が強い蜘蛛の巣でできた罠だーーー!!まさかあれは!』

「そう、この私ハクロお手製の罠だよ―――!!」


 ハクロはもともとアラクネだ。アラクネはわなを仕掛けて獲物をとる方法に長けているモンスターだ。その特徴を生かして素早く足止めの罠を張ってもらったのだ。


「さらに、スラ太郎A,B!それぞれ『オリハルコンスライム』と『アダマンダイトスライム』になってハクロが作り出す武器にまたまとわりつけ!!あとアルテミスはいったん人化してその武器を持て!!」

「「「了解!!」」


 スラ太郎たちはそれぞれ指示通りに変化し、アルテミスは人化した。そしてゴーレムが足止めされているすきに、ハクロが素早く糸を編み込んで今度は刀のようなものを作った。そして、それにスラ太郎たちが巻き付き、武器と化した。


「ふっふっふ、我の剣術を解くと味わうがよい!!」


 アルテミスはドラゴンだよね?剣術なんて習ったことがあるのか?俺としてはただその硬い武器で相手をただ殴ってほしかったんだけど。


 ついでに言うなら、あのゴーレムの材料の純度は確かに高い。だが、スラ太郎たちがなったやつのほうがそれよりもはるかに高い純度を誇る。つまり、それが合わさったものがゴーレムにあたったならば。


「くらえ!独創剣術『真っ二つ』!!」


 こっちにもいたな、ネーミングセンスない奴。


「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」


アルテミスがその刀もどきを振り下ろすとあっという間にゴーレムが砕け散った・・・

ネーミングセンス

ハクロ>ゼロ>スラ太郎>アルテミス


技の派手さ順

アルテミス>ゼロ>スラ太郎>ハクロ   

スラ太郎は基本他のスライムの能力がるから技名とかないんだよね。だけどそれでもネーミングセンスはアルテミスより上なんだよなぁ


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