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『卒業試験3』

試合開始

『それでは試合開始です!!』


 試合の合図とともにまず、アルテミスに指示を出した。


「アルテミス!ブレスで光属性のをはけっ!!あのモンスターは確かその属性が弱点だ!!ただある程度手加減しろよ!!」

「わかっておるわい!!」


 この試合では一応間違ってモンスターを殺してもいいというルールになっているが、それでも相手はAランク魔物使い冒険者。1体でもいなくなったらそれだけで痛手になってしまうのが見えていたためできるだけ殺さないようにする方針にしていた。


「ふっふっふ、拙者たちも黙っているわけごないでござる!」


忍者が何か言うと、いきなり煙幕が張られた。



数秒遅れてアルテミスがブレスをはいたが、煙幕でなぜか防がれた。


『な、なんと!ブレス攻撃を煙幕で防いだー!いったいどうなってるんでしょうか』

『おそらくですね、光属性に対して高い抵抗力を誇る素材で煙幕を張ったのでしょう。従魔全員が同種族だと弱点もおなじですが、その分対策が立てやすいですからね』


「そっちが来ないならこちらがいくでござ「スラ太郎A!上にのしかかれ!Bはそのまま『オリハルコンスライム』の硬度でハクロのだす糸にまきつけ!」え?」



簡単に指示を出させてたまるか‼︎先に言えば早く行動できる!


煙幕がはれ、スラ太郎Aが飛び上がり相手全員に体を広げてのしかかった。


スライムとはいえ、今はめちゃくちゃ重いスライムになっているため、相手全員身うごきが取れなくなった。


その隙にハクロが糸を練り上げでかいハンマーの形にして、それにスラ太郎Bが巻きつき、硬いハンマーができた。


「合体必殺!『スライムハンマー』‼︎」


ハクロがノリにのって、技名をつけていた。


ハンマー自体は糸でできているため非常に軽く、武器として使えるかは微妙だが、そこにスラ太郎が硬度を高めることで硬さが武器となったのだ。


ハクロがハンマーを手に持ち、一気に距離を詰めて相手全員が身うごき取れない隙に振り下ろした。


見事に直撃し、相手の従魔全員が気絶した。


「拙者の負けでござるな」


忍者が負けを認めた。



『勝負あり‼︎勝者ゼロとその従魔たち‼︎』



まだまだ続く

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