『昨夜はお楽しみでしたね?』
有名な言葉かな?
翌日・・・
「・・・朝か」
ベッドの中、俺は目覚めた。
体を起こして見てみると、ローズと従魔たち全員がベッドの中や上に、身に何もつけずに寝ていた。
昨夜のことを思い出すだけで顔が赤くなったのを感じた。
・・・しかし、全員一気に相手はキツイな。数人ずつかつ、日を置きながらじゃないと死にそう。
ハクロたちはモンスター。体力も怪物並で・・・。
先代魔王はこれよりもっと人数がいたようだし・・・今度から色欲王とでもよんでやろうかな?
と、昨夜のことを思い出しているとメイドのワゼが部屋に入ってきた。
「・・・この状況に合うとしたら、『昨夜はお楽しみでしたネ』とでも言うべきでしょうカ?」
おい、どこのゲームの宿屋の言葉だ。間違っていないけど。
「それはそうと、一応朝風呂は用意しておきましタ」
・・・さすがメイド魔道具のワゼ。仕事が早いな。
風呂から上がり、着替えたところでみんな起きてきた。
「おはよう」
「はぅっ・・・疲れましたよ旦那様」
思い出すからそのセリフやめて。めっちゃ恥ずかしい。一応同意のもとやったけど思い出すと羞恥心で死にそう。
全員風呂から上がった後、朝食をとることにした。
魔王城にも使用人が入ってきたけど、城の管理重視の人材だからな。
朝食の場は俺とローズたちだけである。
「・・・そういえば、私たちの扱いってどうなるんですか?」
ハクロが質問してきた。
要は、ローズは妻で別にいいとして、ハクロたちは従魔なのに主人である俺と18禁関係を持ったことのことである。
「関係としてはあまり変わらないが・・・側室みたいなものになるのか?」
そういう感じであっているかな?
「そういう感じじゃな。まあ、後宮とかそういう感じで捉えたほうがわかりやすいじゃろ」
アルテミスが言うならまあ間違いはないかな。
「魔王として主人殿はなっておるから、まあ国王とかとあまり変わらんじゃろ。じゃが、我らに子供ができた場合には・・・公爵とかそういう扱いになるじゃろうな」
王家直系子孫だからな。というか魔王が退位するのってあるのかな・・・先代魔王はずっと魔王でいたようだし、子供ができてもいつの魔にか国民としていたようだし・・・。
まあ、この日はいつも通りに過ごしたのであった。
最終回が近づいてきたな・・・あと数話ほどでこの物語を終わらせる予定です。最後までお楽しみください。




