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『ごたごたごたごた』

せわしなく動くぜ

 とりあえず、国際共通通信にて話し合った通りのことを実行することにした。


 まず、「ワープゲート」の設置である。


 人手がいないと意味がないからな。


 邪龍帝(ルミア)に頼み、悪人などを通行できないような工夫を凝らす。


 そこで役に立ったのが、スラ太郎の眷族にいるスライムたち。

 

 人の心に反応するような「マインドスライム」などを組み込み、定期的なメンテナンスが必要となるが、代わりの魔道具を開発するまではしばらくこれに決定。


 各国に配置するのだが、国際共通通信によって各国の希望の場所に設置しに行くことに決定。



 今はまだ王国にしかつなげていないが、順序良く増やしていく予定である。


 ゲートが設置出来た後は稼働テストし、無事成功。さらに、カトレアたちの手によって、街並みも完全修復完了。


 


 と、ここでひとつ問題が発生。


「国名がな・・・」


 魔族がいなくなってしまっているので、魔族の国なんて言い方はおかしい。


「魔王としてゼロ様が治める国なのですから、ゼロ様がお好きに決めればよいと思うのですが・・・」

「それが本当に難題なんだよな」


 一度決めた国名は、国が滅びるまでそのままになるからな・・・。



 三日三晩考えに考え・・・・・



「よし、国名は・・・・『ロアリスハヤカゼ王国』にでもするか」


 ゼロ、スラ太郎、ハクロ、アルテミス、カトレア、リーゼ、ヤタ、ローズの頭文字をまぜこぜにして合わせた国名にした。ロアリスハヤカゼ王国・・・・王国なのは魔王は一応追うみたいなもんだからと思ってな。別に王政重視の国じゃないけどな。グライトス王国みたいな感じだろ。



 と言うわけで、国名および魔王として即位したことを国際的に発表。


 ギルドとかに驚かれました。


 冒険者魔物使いが魔王になったからな。一応冒険者登録は残ったままになってはいるけど。


 国民となる人を募集し、ゲートを各国に増やしていき国民となるような人や、金の巡りなども兼ねて商人たちも呼び寄せる。ゲートを設置しに行くのは大変だが、皆で手分けして全速力で設置していった。


 ただし、これを利用して戦争などを仕掛けに来ようとする国がいた際には、ゲートを閉鎖できるようにもした。


 上空に張られていた結界などは、すべて解除し関わっていた魔道具は回収。一応非常用にである。




 来た人々は各国にあるスラムとかからの人も多いが、教育設備などは無料化して整えていく。


 まずは、国民のモラルなどがあるからな。教育を行き通らせるのだ。


 

 そういった資金などは、冒険者登録は残っているので依頼を受けまくって、自ら稼ぎに稼ぎまくった金を使う。


 ワープゲートで人々が行きかうようになってきたので、次は法律や国政のための準備を進める。


 各国の法律などに詳しい専門家たちを呼び寄せて議論しまくる。


 モッセマンさんもなぜか加わっていたが気にしない。




 できた法律の草案をまとめて、さらに改善などしていく。


 そして、そういった世事に関する機関として、以前から魔王城に設立されていた会議室を利用。


 政治にかかわる人々としての人を選び、能力があれば採用していく。


 もし、汚職などを企てようとしている人たちがいた場合には、調査委員会を秘密裏に接地し、証拠を集めて突き付けて辞職させるなどもできるようにした。


 本当に重要な決定などは俺ができるようになった入るが、大抵の予算案などはここで決定するように。




 人々が増えてくると、次は居住区の問題などが起きてくる。



 国の周囲の城壁を物理的に取り払い、周囲にはびこっていたモンスターたちも積極的に討伐。


 これでより広げて生活できるようになった。


 畑などが作られていき、用水路などもきちんと設計してから設立していく。


 


 あちこちを開拓していき、次々と生活範囲を広げていく。


 一応、広げ過ぎると他国との戦争のきっかけにもなりかねんのである程度の自重をする。


 そして、友好条約などを次々と結んでいく。





 1年たち、ある程度のことを俺たちは済ませ切った。


「・・・つ、疲れた・・」

「一生懸命しましたもんね・・・・」

「ぐだぐだじゃい」



 全員完全にぐったりした。精魂込めまくったからな・・・・・。


 というか、何とか出来てきて良かったよ。


 ここから先は議会が稼働し始めたので、そっち任せになりやすくなる。


 モンスターなどに対しても、冒険者がこの国に行き来するようになったため、任せられるようになってきた。



 ここまでの経過を、国際共通通信の場所で各国に話すとかなり早いと驚かれた。


「ここまで早いのはすごいんだよ!!」


 キョーちゃんにも驚かれた。




「ここから先は、国民が勝手にやっていくことが多くなるからな・・・・やっとのんびりできてくるかな」

「・・・・忙しかった」

「拙者としても、兵の訓練などをしないといけないからのぅ」



 従魔たちにもそれぞれの役職が入っている。


 スラ太郎はおそらく世界初設置のスライム部門。スライムたちを駆使して、あちこちの情報を集めたりするようなものだ。


 ハクロはファッション関係の方に。国によって服の違いなどがあるので、その差をどうにかしていくような仕事である。


アルテミス・ライアはこの国を守る兵士たちを鍛える役職へ。徴兵も行うが、農村や貴族たちのところの家を継げない者たちの受け皿と言ったところか。実家の権力をかざすようなやつがいた場合には、きつーい処分が下される。


 カトレアは土木建築などに関しての役職へ。あちこちの設計などを計画立ててやれるようにと。


 リーゼは国民的アイドルとしての役付けに。歌で世界を魅了してこの国の宣伝をするようなものだ。まあ、好きに歌わせているだけなのだが、なんか国際的な歌手となってしまったからな・・・。


 ヤタはR18禁止的な役職へ。歓楽街などの管理をする。こういうちょっとやばいところも作っておかないと、犯罪も増えたりするからね・・・。


 なお、そこにはこの国のことを聞いてやってきたアマゾネスやラミアの方々が務めてくれることに。


 問題を起こさないようにしっかり管理しておかないとな・・・・・。




 それぞれの役割を果たしていき、やっと今頃落ち着いてきたからな・・・・。


「そういえばゼロ様」

「なんだ?」

「ローズさんとの結婚式はいつにするんですか?」


・・・・・・あ、忘れかけていた。これも用意しないとな・・・。




次回、ゼロとローズの結婚式+?


国造りとかが本当に大変で・・・・ほんとはここまで早いわけがないからね。

鬼神の時みたいに結婚して終わりとかじゃないからね?

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