表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/397

閑話 モッセマンの手記

だいたい内容としては決闘後すぐあとらへん

わたくしの名はアルホンド・クライ・モッセマン。ある冒険者用学校の校長であり、モンスターマニアの学者でもあり、貴族でもある。



わたくしは昔からモンスターについての興味があふれていた。


モンスターを従える魔物使いに憧れ、モンスターを手なずけて従魔にしようとしたが失敗し食われかけたのはいい思い出である。


わたくしがモンスターについての研究をしていたら偶然スライムの様々な可能性を見つけ、それを発表したらなぜか国王様の目につきこの学校の校長になってしまった。


まぁ、魔物使い専用クラスもあるので視察とかの名目でよく触らせてもらったよ。




そんな生活を過ごしてはや数年、明日学校で入学式がある前日に街で美しいアラクネを見たという話があった。


アラクネは従魔になることが可能かもしれないモンスターだったが、それ以前に美しいということに興味を引いた。


アラクネは醜悪な顔をしているのが普通で、それなのにその話のアラクネは人間の女性と変わらない見かけだったという。


わたくしは居ても立っても居られず、そのアラクネを従魔にしている少年の寮へ忍び込んだ。

モンスターをじっくり見たくて自分の姿を消せる魔法をおぼえたかいがあった。


しかし、彼は従魔用の空間にいれているようでその日は諦めて帰った。


だが、次の日の入学式に魔物使いかどうか調べるためモンスターを出すことが義務付けられているので、それに乗じてみることに成功した。


初めて見た美しいアラクネ。その容貌はまるで可憐な白百合のようであり、風になびく銀髪とあいまって人間よりも美しいと思えた。


さらに、その少年は珍しいヒールスライムまでも従えていたのである。頭の形からしておそらくメスであろう。(この校長が特殊なだけで普通わからない)





入学式後、どうやらその少年に絡んだバカがいたらしい。この学校は身分なんて関係ないのに、それを持ち出すとは愚かにもほどがある。しかも、少年と決闘するという。

ならば、派手に盛り上げて出る杭をしっかり打っておこう。




決闘中、そのバカは怪物になった。魔道具が暴走したようである。わたくしと、そのとき解説にと呼んでいた冒険者はその対処のために騎士を呼びに行った。

戻ってくると、元のバカになっていた。 話を聞くと、スライムの回復魔法にある浄化で消したらしい。


さらに、なんとそのスライムが進化した。私にとっては初めてのモンスターの進化であり、この幸運に初めて神に感謝した。

 しかも、その進化した種族が『光の女王』という聞いたこともないスライム最高種族なのである。

すべてのスライムの能力を使えるようになるだけではなく、人型になり会話も可能になった。


 この少年、ゼロが連れているモンスターは本当にわたくしを驚かせてくれる。彼の将来とその従魔たちに栄光と幸あれ!!


実はモッセマンさんは本当はもっとおとなしい人のはずだったんだよね・・・。

なんでかいつの間にかハクロよりも暴走していた。モッセマンの呪いか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ