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『来たぜ魔族の国に!!』

やっとまともに話が・・・

 ついに魔族の国の前までたどり着いたが・・・・。


「どうやって入国するんだ?」

 

 でかい城壁で囲まれていて、どうやって内部に入るのだろうか?


 魔王の記憶によると、昔はこの辺に入国できる城門があったようだが・・・・。


「うーん?あれ?やっぱなくなっているなぁ?」


 ファウストの方も首をかしげていた。


 ファウストはこの国から追放された後も、ちょくちょく変装して様子を見に来ていたらしいが・・・。



「1年前ぐらいにはあったはずだけどな?」


 その1年の間に、どうも出入り口となる城門が消え失せているらしい。


「完全鎖国状態ってことか?」

「空から侵入しようにも・・・なーんか罠張っているようだし」


 城壁の上の方を見ると、確かになにやら薄い膜のようなものが張っているように見える。


「結界とかそういうたぐいか?『鑑定』」


 調べればわかるだろう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「大規模防御結界・魔道具式」

外部からの侵入と、内部からの脱出が不可能になる結界魔道具によって張られているようである。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「確かこれって・・・」


 魔王の記憶によると、先代魔王が万が一国に何かが攻めてきた時に施した魔道具らしい。


「だけど何も責めてきていないようだし、少しおかしいな」

「あんなものは1年前にもなかったはずだし、何か内部で起きているのかな?」

「誰かがクーデターでも起こして無理やり外からの援軍を呼び込めないようにしたとか?」


 とにもかくにも、入国して見なければ話にならん。


「城壁って、地下のどのくらいの深さまで伸びているんだ?」

「えっと、たしか・・・・魔王様、そう聞くってことは」

「予想通りだと思うよ?お前も一度は乗ったことがあるだろう?」






『深度オーケー、城壁の切れ目の部分なのじゃ』

『ここから少し進んで、そこから上昇すれば入れるはずです』

「わかったよ」

「・・・やっぱりこれ便利だよねぇ」


 ファウストが苦笑いのような声をだす。


 ひっさびさのゴーレム(真ゲ〇ター2)で地面に潜って、地下から魔族の国へ入るのである。


「しかし、物凄く深いな。地中の圧力がゴーレム(真ゲ〇ター2)の耐久限界だったぞ」


 地下にも圧力はかかる。上の地面からの重さなどがあるからだ。


 それに下手すると、マグマとかが貯まっているところにも突っ込みかねない深度である。


 一応、ゴーレム(真ゲ〇ター2)の一部は木製だからな・・・。



 地上に飛び出すと、魔族の国には入れたようだが・・・・。


「・・・ゴーストタウンみたいになってないか?」



 そこは、人っ子一人いなくなって、あちこちがボロボロに半壊したりしている建物ばかりであった・・・。









一体何があったんだ?廃墟と化しているようにしか思えない・・・。

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