『こいつらの目的』
今回はぐだぐだしております
魔道王国での会話を思い出す。
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『魔王がよみがえったらどうするんだ?』
『もちろん、争いを止めてもらって国を平定してもらうように頼むよ』
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こいつらそんなこと言ってたよな。ついでにこの仮面の男はどうやら追放されているらしいので、魔王復活でその功績で国に戻れないかともな、
前魔王?ともいうべき人物を思い出して涙を流している邪龍帝はおいて、三人組の方に向き合う。
自分の鑑定も行うと、以前と比べて変更されているからな。
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仮名前:ゼロ
種族:人間・魔王
年齢19歳
MP:ERROR
ATK:ERROR
DF:ERROR
スキル:「適当」「仲良しこよし」「魔物使いの才能」「精霊王の加護」「鑑定」「隠蔽2」「魔力制限解放」「魔王の記憶」「魔王の力」「魔王の衣」
従魔:「スラ太郎」「ハクロ」「アルテミス」「カトレア」「リーゼ」「ライア」「?」
称号:「魔物使い」「魔法を極めしもの」「孤独な者」「天然ジゴロ」「正統な魔王」
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・・・称号の方になにやら余計なものが付いている気がする。というか、魔王って種族か?あと、従魔の部分の「?」ってなんだ?
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「魔王の記憶」・・・初代魔王の記憶を任意で閲覧できる。
「魔王の力」・・・初代魔王の力を追加する。なお、他種族との間にできる子は魔族となる。
「魔王の衣」・・・初代魔王が身に着けていた衣。魔王の存在を保ち、身を守る防壁ともなる。初代の死因なので、毒殺にも耐性が付いた。
「天然ジゴロ」・・・自然にふるまうだけで周囲を引き付ける。
「正統な魔王」・・・魔王の生まれ変わりともいうべき者がつく。本当の魔王だという証。
「?」・・・・現時点では鑑定不可能。
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その鑑定結果をこの場にいた全員に言う。というか、「天然ジゴロ」がなんか思ったやつと違った。良かったと安堵する自分がいる・・・・。
ファウストたちの驚いたような顔がなんか笑えた。
「つまり、魔物使い君が魔王ということで・・・」
「そうなるわな。ただ、俺は魔王になるつもりはない。ただの魔物使いだからな!!」
めんどくさそうなのは避けたいわ!!
だってそもそもこの三人組の魔王復活の目的って、魔族たちの国の平定じゃん。そんな国を治められるほどの能力は俺にはないし・・・・。
「「「「「「「「え?それ本気で言ってるの?」」」」」」」」
「へ?」
この場にいた全員に「何を今さら」みたいな顔されたぞ。
「ただの魔物使いって・・・ゼロ様自覚してないのですか?」
「我らのようなのを従魔にしている時点でただの魔物使いとはいえるかのぉ・・」
「ご主人魔王になってますし・・・・」
「マスター、アキラメル」
「(´・ω・)」
「拙者としてはある意味王座に就く者の従魔になっれたのがうれしいぜよ」
「魔物使い君・・・いや、魔王様と呼ぶべきかな?彼女たちのようなモンスターを連れていて本当にただの魔物使いとは言えないでしょ」
「血のつながりとしては魂が初代魔王様と同じというだけでほとんどの魔族とはありませんが、世代交代の繰り返しでもうほとんど薄いようなものですし・・・」
「すでに手遅れなような気がするYO!!」
お前ら全員ひどくない!?一応敵味方なのになんか息がそろっているんだけど!!
いかん、話がそれた。
「とにもかくにもだ、俺の立場はお前ら側としてはどうなるんだ?」
「魔王の称号が付いているから」
「魔族側としては」
「魔王認定だYO!」
そうなるのかやっぱ・・・・。
「『正当な魔王』と言うのが付いているし、このまま魔物使い君、もとい魔王様がこのまま魔族の国へ来てくれればすぐにでも魔王として完全に即位ができるけど」
「今、魔族の国で魔王の座を狙って争っているやつらも一掃できますし」
「このまま魔族の国へ向かった方がいいYO!!」
というか、初代魔王が居なくても国がそのままで入れたなら魔王いらなくないか?
「いや、魔族の国の象徴の魔王がいないのは、たとえで言うならば」
「具のないたっこん焼き」
「もしくは具のないシチューのようなものだYO!!」
「わかりやすいような例えだなそれ・・・・」
というか、それだとほとんど「具のない○○」で例えられるだろうが・・・・。
「だけどな、俺は一応一国と同じ扱いになっているのだが」
17歳になってそうなれるようにしたがな。
「実質名ばかりだし」
「魔王として即位すれば問題ありません」
「むしろ、国扱いの人から国を治める者として格上になるYO!!」
あーもう!!こういえばそういい、ああいえばそういう!!俺に逃げ道はないのか!!
「と言うか、そもそもお前らの黒魔石でで引き起こした騒動での罪はあるのだが?」
「魔王復活のためにやったので、この後どんな処分がこようとも」
「受け入れる心構えはできております」
「魔王の命令は絶対だYO!!」
こいつら・・・・ものすごくめんどくさい。
とりあえず、ギルドに連行でいいか。さっさと家に帰りたくなった。
いつの間にか空気と化している邪龍帝。
めんどくさいことになっているな・・・・。




