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『迎えの者』

迎えの者を誰にしようかな・・・

 招待状という名のものすごく長い手紙が届いてから3日後の朝だった。


「お迎えに参ったYO・・・」


 玄関に来ていたのは三人組の一人、以前移動宿屋のジョン・デーと名乗り、正確な名前はガイントというやつだった。少しやつれてないか?元気ないし、ふらふらしているじゃん。


 さすがになんか不安になる。


「やつれているようだが・・・なんかあったのか?」

「不眠不休で作業していたからだYO・・・・。再確認、調整などいっぱいあったんだYO・・・・」


 物凄く疲れたようで、一応敵なはずだがなんか心配になるな。


「従魔はいったん従魔用空間へ入れたほうがいいYO・・・」


 言われたとおりにハクロたちを従魔用空間に入れる。


 罠かもしれないが、思い切りがないと話が進まないのも事実だからな。この際、槍だろうが岩だろうが

なんでもこいや!!・・・・あ、黒光り油虫(GO・KI)はやめてね。さすがにそれは生理的に無理。


従魔用空間に入れた後、ガイントはなにやら懐から小さな石を取り出した。


「これは魔道具『転移石(テレポストン)(一方通行版)』だYO。あらかじめ設定した目的地に飛べるという物だYO」


 なにそれ超欲しい。そんな便利な魔道具がこの世界にあったのか。


「って、何でそんな魔道具をお前らは所持しているんだ?」

「邪龍帝のおかげだYO」


 邪龍帝・・・・ああ、8万年ほど前に行方不明になって黒魔石に関わっているんじゃないかと言われている龍帝か。


 ということは、やっぱりこいつらの背後には邪龍帝の存在があるな。氷龍帝の話だとものすごくいい人・・・もといドラゴンだったようだが、何でそんなやつがこいつらに協力を?


「とにもかくにも、魔王復活のための場所にご案内だYO!!」


 そうガイントが言い、『転移石(テレポストン)(一方通行版)』を砕くと足元に魔法陣のようなものが浮かび上がり、俺たちはその場所から転移したのであった・・・・。

魔王復活の場所ね・・・・どこかな?

あ、一応この魔道具は使い捨てです。何度も繰り返し使えたらさすがにちょっと・・・・。

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