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『衝撃の事実』

微妙にシリアス

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名前:『アルテミス』

種族:エンシェントドラゴン(人化)

年齢:71917歳

MP:表示不能

ATK:表示不能な

DF:表示不能


スキル :「人化」「龍の威圧」「ブレス改変」「従魔の絆」「空間収納」

称号:「千年魔物」「万年魔物」「悪戯好き」「大虐殺」「国を滅せし魔物」「魔王を食べしもの」

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鑑定した内容にはどう見てもおかしいところだらけだった。鑑定内容をみんなに話すと、


「『人化』はわかるけど『ブレス改変』なんて聞いたことないねぇ。エンシェントドラゴンといっても生まれ持ったブレスの属性は変わらないはずなんだよ」


モッセマンさんいわく、ドラゴンは大抵火か光の属性のブレスしか吐けないらしい。だが、調べてみるとどうやらこのスキルは水や氷、闇属性のものまで吐けるようなのである。


「しかも私の称号『千年魔物』より上の『万年魔物』なんてどれだけ長く生きているんですか!」

「それだけ我は経験豊かなのじゃよ」

「ツマリババァ?」

「スライムお主それは言うな‼︎心は永遠の20歳なんじゃよ!」

「デモソレカラダハババァダヨネ?ツマリワカヅクリ?」

「違うわい!ドラゴンが人化するとその精神年齢の姿になるんじゃい!」


スラ太郎、お前どこでそんな毒舌になったんだよ。やっぱ毒舌スライムみたいなのがあるのかな?


「それより称号に『大虐殺』『国を滅ぼせし魔物』『魔王を食べしもの』のがあるのがきになるんだけど・・・」


ここで『悪戯好き』に触れたらなんかやな予感がするのであえて触れないようにして、他の称号の理由について聞いてみた。


「そういえば昔、魔王とか名乗る奴がいての、なんか弱そうなのに従えとかしつこかったから食べたのじゃ」


え、魔王食べちゃったのかよ。しかもこの世界に魔王いたのか。勇者なんかもいたのかな?


「で、その後勇者とか名乗る奴がいての、そいつが魔王倒したかったのにいないからお前を倒すとかふざけていて、まずそうだから氷のブレス吐いて永眠させたのじゃ。死んだわけでも倒した訳でもないから『勇者殺し』なんてのはないわけじゃ」


勇者いて永眠させたのかよ⁉︎てかやっぱいたのか!


「で、そしたらそいつのいた国が勇者の仇じゃ!とか言って国中総出で我を討伐しに来たのじゃ。だが、その時人化を身に付けていての、こっそり紛れて潜入してたんじゃ。そして情報をあつめたら賄賂や虐殺、汚職がでるわでるわ。しかも勇者は名ばかりで城で王とともに街から娘などさらって色欲に溺れていたことがわかっての、それゆえなんかムカついたから上空からブレス一発で滅ぼしたんじゃ」


うわ、なんかすごいあっさりしているな。しかし、その滅びた国は腐敗していたならなんか納得できるな。



「そしてそれからいろいろあって今この地で適当に生活していたらお主たちが来たのじゃ」






話し終えると同時に皆改めて目の前にいるのが恐ろしいモンスターだと再認識した。国滅ぼすのもためらわず、あっさり片付ける。それが本当に恐ろしいのだ。


「でも、もう今からは違うわい。我は仕えるべき主としてお主、ゼロを選んだ。主殿とこれからよばせてもらうぞ」


そして今、彼女は俺の従魔になった。それはつまり国を滅ぼすことができてしまう力をも手に入れてしまったことになる。だが、


「主殿が望めば我はどこでも滅ぼし」

「いや、それはもうしなくていい」

「なぜじゃ?我がいるだけで簡単に世界を手中に収めることができるのじゃぞ?」


長いから続く!

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