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『帰りも同じ手段でしたが』

まともに戦闘に使っていないよな、今回・・・・。

 ホークアイのギルドから出た俺たちは、カトレアにゴーレム(真ゲ〇ター1)を出してもらい、行きと同じ帰路についているのであった。


「あー、なんかもう早く終わったな」

『しかし、あの女狐何かたくらんでいそうな顔じゃった・・・・』

『不快感がありますね』


 1、3号機に乗っているアルテミス、カトレアはなにやらイライラしているような感じである。


『それは私も同感ですよ。ゼロ様に色目を使うような感じでしたからね』


 従魔用空間からもハクロがイラついたような感じで言う。


 どうやら、あのギルドマスターとの相性が全員最悪のようである。まあ、今回は依頼できただけだしもう会わないと思いたい。いちいち誘ってくるような感じでこっちの理性がやばいんだよ。ローズという婚約者もいるのにさ!



ぶっしゅん!!


「ん?」


 なんかいまものすごく変な音がしたような・・・・?例えるなら吹き出し損ねた炭酸飲料みたいな音がしたな。


『あれ?カトレア、なんか出力が下がってきているのじゃ』


 アルテミスのその声を聞いて、計器類を見るとなにやら数値が下がってきている。


「まさかとは思うが・・・・」

『故障ですね。ゴーレム(真ゲ〇ター1)のどこかの部品が抜けたような感じです。どこかにいったん着陸して調べないと危険です』

「アルテミス、着陸可能なところはないか?」

『今我らがおるのは海上じゃから、着陸できそうな陸地は・・・・あ、あの島がよさそうなのじゃ』



 というわけで、点検と修理のためにいったん島に着陸したのであった。




「・・・うーん、ちょっとまずいですね」


 いったん元の1,2,3号機に分離してカトレアが調べると、無いやらまずいことのようである。


「ご主人、これ以上この機体(ゴーレム)は航行不可能です」

「どういうことだ?」

「コアに使用していた魔石にひびが入ってまして・・・・」


 このゴーレムはどうやらコアとなっていた魔石でコントロールを楽にしていたらしい。構造としては複雑な部分が多く、制御するのに必要だったようだが・・・。


「はっきり言えば老朽化です。このコアはゴーレムを作る際に必要になるものでして」


 そう簡単にコアの交換はできないそうだ。コアを外すとリセットのようなものがかかり、再稼働に時間がかかるという。


 そういえば、このゴーレムは改良されて今の形になっている年季が意外と古いものだったな・・・。


 ちなみに、使用していた魔石はこれまでの依頼で受けていたモンスターの中からえりすぐったものだったようである。


「新しく作ったほうが早いのですが、それだと3日ほどかかるので・・・」


 なお、コアを交換して再稼働させる場合は10日ほどかかるらしい。何が違うんだ?


「まあ、結構飛んでるし・・・・アルテミス、ここからはお前が運んでくれないか?カトレアは従魔用空間に入ってくれ」

「了解なのじゃ」


 ここからはアルテミスでも大丈夫だろう。しかし・・・・カトレアはすべてのゴーレムを毎回整備しているらしく、今のやつも1週間ほど前に整備し終えたばかりだったと言っていたな・・・。


 そんなに早く壊れるか?




カトレアの持つゴーレムってそういや何体いるんだろう・・・。

最初から作り直しのではなく、いままでのを改良して積み重ねてた感じだしな・・・。

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