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『従魔を増やそう!1』

没ネタ


「そういえば先生はなんでメタルゴーレムを持っていたんですか?」

「本当は人間そっくりな美少女ゴーレムを作ってほしかったが、結局無理でな、泣く泣くあれにしたんだよ」

(最低だな)

(最低ですね)

(サイテイナノー)


なんとなくタイタンが不遇であった

 従魔を増やせと先生に言われ考えていると、クラスの連絡が回ってきた。


「これか、結局どこに行くつもりだ?」


 そこに書いてあったのは明日の集合場所だけしか書いてなった。


「わ、わからん。結局どこに行くつもりなんだ?」

『さあ??私にもわかりません。あの先生の従魔たちの話によると悪い人ではないですがたまにとんでもないことをする人だと聞きましたが』

「え、いつ聞いていたの?」

『先生が従魔を入れる前に聞いておいたんです』

「なるほど」


そんなこともあり、次の日になった。


「集合場所は学校の校庭か・・・絶対何か仕掛けているよな」

『あ、なんとなくですが魔力みたいなのを感じました。これはおそらく転送系の魔法のようです』


 転送系か・・・なんかどこか遠いところかな。しかし、それ使えたら結構便利なんだけどなー。生憎俺のスキル「適当」使用しても習得できなかったもんな。どうもそういうのは「適当」の対象にはならないんだよな。さすがにそこまでのチートスキルじゃなかったか。



 集合場所へ行くとクラスの何人かはそろっていた。確かスライム以外を従魔にしていたよな。

「あ、ゼロだ」

「あいつ先生に勝ったからな。正直なんでこの学校にいるのかわかんないな」

「ま、あのバカみたいに力ずくじゃないのはいいよね」

「あのバカどうやら廃嫡になったらしい。だけど性格が全く変わって真人間みたいになったらしい」


 え、何その情報?あの腐れバカ坊っちゃん真人間になったの?見てみたいな。


 それから少し経ち、全員がそろった。

そして、集合時間ぎりぎりで先生が来た。


「よし、みんなそろったな。今日は何をするのかわかるか?」

「いやわかりませんよ」

「昨日の今日で絶対とんでもないことだと思いますが」

「少なくともろくでもないような気がする」

「昨日の時点での印象があれでござるからなぁ」


 みんなの先生に対する評価は結構厳しいものになっているようだ。というか今なんか変なのまた混じっていない?この学校もしかして変人率高いのか?


『37%はそのようです』


 なにそれ!?それってつまり3分の1は変人がいるってことだよね!?大丈夫かこの学校・・・。


「今日は全員の従魔を増やしたいと思う!よって今から校長先生の転送魔法陣により日帰りで従魔を新たに増やしに、いや、見つける授業をしよう!!」

「「「「「はっ?従魔を見つける授業?」」」」」


 そりゃそうなるわな。みんな今いる従魔でこの学校を過ごそうとしているのにそこで従魔を増やせと言われたら混乱が起きるわな。


「あ、どーも校長のモッセマンです」


 そしていつの間にか俺たちの背後に校長がいた。

本当に神出鬼没だなこの人!!やっぱかなりの変人な気がするよ!!


「アテンションプリーズ。これより転送をいたしますが、気分がすぐれなくなった人は手を挙げて速やかに先生の指示を聞きなさい。では、転送いたします」


 なんか棒読みな説明だな!!なんか不安になってきたんだが!


心で突っ込みを入れると同時に、足元に転送陣が輝き、クラス全員が転送されたのであった・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「あっ!魔物使いのクラスがみんなどこかへ転送されたわ!!」

「いったい何するつもりなんでしょうかね?」

「それより、このことを知っていればその先で偶然を装って近づくことができたのに!」

「いや、今日も授業ありますから無理ですって」

「休むわ!!そしていき先を今すぐ調べなさい!!」

「無理ですって姫様」


こんなやり取りを見て、そこにいた生徒たちはまたかとあきれていたのだった・・・





どっこに転送されたかな?

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