『到着ソウサカント島!』
この章ははっきり言って遊ぶ感じの話です。
「お、見えてきたな」
出発から4時間、ようやく目的地であるソウサカント島が見えてきた。
なかなか大きめの島で、大半が森におおわれているようだが、木の上に家があるツリーハウス形式の家が多く見られた。いつぞやかのエルフの集落を思い出させる感じである。
島の形はひょうたんのような形で、上のヒョウタンの口の部分に大型船が何台か止まっているのが見られた。あのあたりが港らしい。
また、よく見ると森の中央に開けた部分があり、そこにこの世界の共通語で「空からの方はここに着陸してください」と地面にきれいな花で書かれていた。
そこに着陸し、小屋を戻し、俺たちはソウサカント島に降り立った。
この島に滞在するには、さっきの船が停泊していた港付近にある滞在許可センターで手続きをするらしい。
さほど離れていないのですぐに手続きをしに行った。
「すいません、今日から2泊3日でこの島に滞在したいのですが」
「はい、ではこちらの書類をどうぞ」
手続きは簡単なもので、書類に様々なことを書き、この島にあるツリーハウスの選ばれた番号のに泊まるだけである。なお、料金制なので高い奴ほどいいところになるようだ。
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無料級:0ゼン
3等級:100万ゼン
2等級:2500万ゼン
1等級:5000万ゼン
王族級:1億ゼン
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とりあえず2等級にした。貯金とかだと王族級は大丈夫だが、そこまで豪華なのは少し堅苦しいからな。
「まずは宿泊するツリーハウスに荷物を置くか」
地図を見ながら行き、着いたのはなかなかいい感じのツリーハウスだった。
一応、はしご以外に大型の昇降機が設置されていた。
電気はなく、魔道具でもないやつである。例えるならジ〇リの・・・借りなんとかに出てきたやつみたいな感じだ。やっぱこの世界魔法以外にも科学はわずかながらにあるみたいだ。
「おー、外観よりも広い感じだな」
「ログハウスみたいな感じですね」
机やいす、キッチン、風呂などが完備されている。
なお、寝室はローズとは別室である。まだ一線を越えるつもりはないからね。
「それじゃ、各自荷物を整理し終えたら水着に着替えて海岸に集合!」
「「「「「「了解!!」」」」」」
「〇」
全員の水着姿って結構考えるのが大変なんだよね・・・・。
この中でまともに着れるのはゼロ、アルテミス、ローズぐらいだもん。
他のメンバーは下半身が蜘蛛、魚、スライム、足から木の根って感じだもん。




