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『ソウサカント島へ向かって出発!!』

今回は心と体に休息をとるのが目的だからね。戦闘はほとんど・・・・・ない?

「それじゃあ、アルテミス頼む」

「了解なのじゃ!」


 俺たちはソウサカント島へ向かって出発した。


 一応、上空は寒いので今回はカトレアに小さな小屋のようなものを作ってもらってその中に入り、アルテミスに持って運んでもらっている状況である。この中は一応温度調節が聞くようになっているのである。


 空飛ぶ家みたいにしたかったが、長時間飛行は現段階では厳しいそうでそれは無理だった。


 なお、できるだけ軽量化するためにハクロたちは従魔用空間に入れ、荷物も空間収納で入れてもらっている。


「どのぐらいで着くかな」

「このペースでの飛行ならば、4時間ほどで着くのじゃ」

「アルテミスさんが旦那様の従魔で良かったですよね。船旅だと10日ほどかかりますので行き帰りが楽ですよね」


 船旅の場合、いったん港まで行かなければいけないので空を直線距離で進んだ方が早いのだ。


 まあ、俺が単にものすごく船酔いするからという理由があるが・・・・。



「それにしても、アルテミスがドラゴンの姿になると、結構迫力があるよな」

「アルテミスさんの普段の人化した姿を見慣れていますとそう思いますよね」

「我もこうして姿を戻すと、目線が変わるから少し戸惑ったりするんじゃよ」


 なお、念のため地上にいる人を驚かせないように目視しづらいほど上空を飛んでいるのであった。




 しばらく飛び続けている時だった。



「ぬ?」

「どうしたんだアルテミス?」

「主殿、珍しいものが飛んでおるぞ」


 小屋の窓から外を見て見ると、何やらモンスターの群れのようである。白鳥のような見た目だが、よく見ると体が物凄くもこもこしている。


「『コットンバード』の群れだ」

「ものすごくふわふわな感じですね」


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「コットンバード」

物凄いもこもこした鳥型モンスター。集団で行動し、その姿は「大空の羊」ともいわれる。全体的にもこもこしてはいるが、羊毛ではなくれっきとした羽毛。その体は羽毛は最高級布団、肉は最高級鶏肉として高値で取引される。ただ、その羽毛はもこもこなのだがありとあらゆる攻撃に対しての防御力が高いので普通の攻撃はほとんど効かない。しかし、気性が荒いわけでもなく、人を襲わない比較的無害なモンスター。ランクは防御力だけ見ればBだが、無害性を考慮してEランク。


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「ものすごいふわふわで気持ちよさそうだよな」

「見た目もきれいですよね・・・」

「あれだけの群れは見事なのじゃ」


 なお、同じように空を群れで移動するモンスターの中には「シープクラウド」というのがあるらしいが、こちらは数えてしまうと寝てしまうという物らしい。ようは羊雲ってことか。


 珍しいものを見れてよかったと思うのであった。


 ハクロたちを使えばあのモンスターの群れの何匹かは得られると思うけど、さすがにそこまでするつもりはないし、今回は鑑賞だけである。






空にもモンスターはいるが、陸上や水中に比べると数は少なめらしい。基本無害なのが多いけどね。

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